エフアンドエムは、社会保険労務士事務所向けAI業務基盤「SRAISE」の提供開始から約1カ月で、導入事務所数が400、累計アカウント数が850を突破したと発表しました。
同社は9月1日、業務に特化したAI環境を選ぶだけで使える「Project公開機能」の提供を開始します。
SRAISEは、機微な人事・労務・給与情報を扱う社労士事務所向けに、複数の生成AIやナレッジ活用を一つの基盤で提供します。
記事の概要
SRAISEは、エフアンドエムが2026年7月14日に提供を開始した社労士事務所向けAI業務基盤です。
提供開始から約1カ月で、導入事務所数は400事務所、累計アカウント数は850IDを突破しました。
1事務所あたりの平均アカウント数は2IDを上回り、複数職員での利用が進んでいるとしています。
入力データをAIの学習に利用しない設計と、事務所ごとにデータ領域を分離する仕組みを備えています。
ChatGPT、Claude、Geminiを1契約・1インターフェイスから利用でき、用途に応じた使い分けに対応します。
9月1日に始めるProject公開機能では、同社が作成した業務別のProjectを標準搭載し、選択して利用できます。
対象Projectには、オフィスステーションの初期設定支援、労務相談の一次回答ドラフト作成、就業規則の作成・点検支援があります。
法改正情報のリサーチや賃金台帳の分析・診断を支援するProjectも提供します。
記事のポイント
- 導入実績: 提供開始から約1カ月で400事務所と850IDを突破し、平均利用者数は1事務所あたり2IDを上回っています。
- 標準Project: 業務別のカスタム指示とナレッジを組み合わせたProjectを標準搭載し、選ぶだけで利用できます。
- 対応業務: 労務相談や就業規則、法改正調査、賃金台帳分析など、社労士事務所の実務を支援します。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: Projectを選ぶだけで業務に入れるため、導入時の比較軸はモデル性能だけでなく、対象業務への適合度やナレッジの更新方法、職員が安全に使える運用設計へ移ると考えられます。
- 社労士事務所: 設計経験の少ない職員でも標準Projectを起点に使い始められるため、事務所は業務ごとに利用範囲を定め、AIの出力を誰が確認するかを決める必要がありそうです。
- 同業サービス提供者: 400事務所・850IDという導入状況と複数職員利用を踏まえると、同業各社はAI単体ではなく、機微データの分離や業務別テンプレートまで含む導入しやすさを競う可能性があります。
このニュースの背景
社労士事務所は顧問先の人事・労務・給与情報を扱うため、一般的な生成AIへの入力には情報漏洩や守秘義務違反のリスクがあります。
SRAISEは、入力データをAIの学習に利用しない設計と、事務所ごとにデータ領域を分離する仕組みを備えています。
一方で、これまでProjectの対象業務や参照ナレッジは各事務所が設計する必要があり、導入時の負担になっていました。
今回の機能追加は、こうした安全性への懸念と業務別AIを設計する手間の双方に対応するものと位置づけられます。
関連するニュース
- オプティムは、シャドーAI対策と業務エージェントを備えた全社向け基盤を提供開始しました。
- SoLaboは税理士向けAI・業務基盤TaxSysを提供し、約1年で導入300事務所を突破しました。
- ネクスパート法律事務所が債務整理AIにさいたま書式を実装し、統一書式対応へ移行します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社エフアンドエムのプレスリリース(2026年8月27日 16時00分)提供開始1ケ月で400事務所・850IDを突…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000029825.html