株式会社ホリデイは、社内文書をPC外へ送信せずに利用できる文書AI「うらづけ帳」を発表しました。
自然な日本語の質問に対し、根拠となる文書と該当箇所を示して回答します。
根拠が十分でない場合は回答を控え、確認すべき資料の候補を案内します。
記事の概要
「うらづけ帳」は、インストール後に外部通信せず、一般的なビジネスノートPCで動作する完全ローカル型の文書AIです。
文書、質問、回答、索引データを利用者のPC内で処理し、サーバーやクラウド契約を必要としません。
PDF、Word、Excel、PowerPoint、テキスト、画像に対応し、文字のないスキャンPDFや画像はOCRで読み取ります。
回答では根拠にした文書と該当箇所を表示し、元ファイルをその場で開けます。
回答中の数値、型番、日付が資料に実在するかも自動で照合します。
ホリデイが自社で学習した小型判定器「Holiday Decision Engine」が、回答してよいかを判断します。
公開の評価セット「Allganize RAG評価データセット日本語版」300問を用いた自社測定では、出典到達率97%、確認先を示せた率98%、回答率93%でした。
有償トライアルを約1か月で受け付けており、提供形態は買い切りライセンスと年間保守です。
記事のポイント
- 外部通信を行わない設計: 文書や質問、回答、索引データをPC内だけで処理し、閉域ネットワークやLGWAN接続系の環境にも持ち込めます。
- 根拠不足なら回答を控える: 根拠が標準に届かない場合は文章を生成せず、資料の原文と確認すべき資料の候補を示します。
- 製造や行政での活用: 図面や保守マニュアル、社内規程、議事録などから、仕様や手順、過去の判断を探せます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 外部通信を避けたい企業は、クラウド接続の可否だけでなく、PC性能や対応文書を確認しながら、実文書で回答精度と「答えない」判断を検証する必要がありそうです。
- 同業サービス提供者: 出典表示に加えて数値・型番・日付の照合や回答抑制まで示されたことで、文書AIは検索性能だけでなく、誤回答をどう抑え検証可能にするかが競争軸になる可能性があります。
- 自治体・官公庁: LGWAN接続系の環境に持ち込める設計は選択肢を広げますが、導入時には通信要件だけでなく、閉域環境での運用、資料更新、保守範囲を調達条件として整理することが求められそうです。
このニュースの背景
機密区分や秘密保持契約、閉域ネットワークの制約により、社内文書を外部のAIへ送れない現場があるとされています。
規程や検査基準、過去の報告書が共有フォルダに蓄積する一方、生成AIが根拠のない回答を断定することへの懸念も示されています。
こうした課題に対し、外部通信を行わず、回答の根拠を示し、不十分な場合は回答を控える構成が採られています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社ホリデイのプレスリリース(2026年10月27日 11時00分)根拠が十分でないときは、無理に言い切らない。社内…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000110409.html