S&Jは9月15日、生成AIによる調査支援とSOARによる自動対処を統合したセキュリティプラットフォーム「CSIRT-Pro」の提供を開始しました。
企業のSaaSやEDRなどからセキュリティログを集約し、保管、検知、調査、対処までを一貫して支援します。
主要クラウド型SIEMの約3分の1の価格を掲げ、月額4万円から提供します。
記事の概要
CSIRT-Proは、セキュリティデータレイクを基盤にSIEM、SOAR、生成AIを統合したサービスです。
SaaSやEDRなどに日々蓄積されるセキュリティログを集約し、必要なときに検索・分析できます。
ログを取り込み時に構造化せず、必要な時点で解析するデータレイク方式を採用しています。
内部エンジンには列指向型オープンソースデータベースのClickHouseを活用しています。
S&JのSOC運用やインシデント対応の知見を組み込んだ生成AIが、自然言語によるログ調査を支援します。
調査・対処の手順はSOARのPlaybookとして保存でき、同じ事象が発生した際の自動実行に利用できます。
自社ベンチマークでは約9.3倍のデータ圧縮率を実測し、主要クラウド型SIEMの約3分の1の価格を実現したとしています。
料金はログ取り込み量に応じた6段階で、Smallプランは5GB/日まで月額4万円、Mediumプランは50GB/日まで月額26万5,000円です。
記事のポイント
- 生成AIで調査を支援: 自然言語でアカウントの異常挙動などを指定すると、検索結果の解釈や次に確認すべき観点の提示を支援します。
- Playbookで自動対処: 生成AIとの対話で作成した手順を保存し、不審アカウントの無効化や端末隔離を自動実行できます。
- 国内保管と料金体系: ログは国内データセンターに保管し、FreeからCriticalまで6プランを月額4万円から提供します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: ログ形式の変更対応や調査手順の属人化を抑えられる可能性があります。価格だけでなく、既存環境との接続、AI調査の適用範囲、Playbook実行時の承認設計を確認する必要があります。
- SIEM提供事業者: 国内保管と低価格を組み合わせた比較軸が加わり、ログ保管費だけでなく、検索量やAI利用量を含む総コストの説明が求められそうです。移行支援や運用知見も競争要素になります。
- セキュリティ運用部門: アラートごとの手作業を減らし、再発事象への定型対応を自動化する選択肢が広がります。一方で、無効化や端末隔離まで自動実行する範囲と、人の確認を残す条件を先に定める必要があります。
このニュースの背景
SaaSやEDRなどに分散するセキュリティログは、収集対象の追加や仕様変更に伴う運用作業が発生しやすい領域です。
従来型のSIEMでは取り込み時の形式定義が必要でしたが、CSIRT-Proはログを蓄積して必要時に解析するデータレイク方式を採用しています。
S&JはSOC運用やインシデント対応の知見を生成AIとSOARに組み込み、調査から対処までの手順を繰り返し使える形にしています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
S&J株式会社のプレスリリース(2026年9月15日 10時00分)S&J、SOC運用から生まれた生成AI対応の国産セキ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000062785.html