エーアイ・アンドとTenstorrentは、創薬プラットフォーム「JapanFold」をリリースしました。
Tenstorrent Galaxyスーパークラスターを使い、計算処理を日本国内で完結できる環境です。
構造生物学や新規創薬設計のオープンソースモデルを、Workbench、API、Agent Skillから利用できます。
記事の概要
JapanFoldは、エーアイ・アンドのソブリンインフラ上で動作する創薬プラットフォームです。
日本の研究者、製薬会社、バイオテク企業は、計算処理を完全に日本国内で完結できます。
構造予測と結合親和性予測では、Boltz-2やOpenFold3など8モデルを提供します。
新規創薬設計では、BoltzGen、RFdiffusion 3、PXDesignを利用できます。
タンパク質エンベディングには、ESMCとSaProtを採用しています。
エーアイ・アンドは、JapanFoldの全モデルをTenstorrentプロセッサ向けに最適化しています。
アクセス方法は、ブラウザで使うWorkbench、単一HTTPエンドポイントのAPI、Agent Skillの3種類です。
Claude Code、Cursor、Codexなどから、自然言語でモデルにアクセスできます。
記事のポイント
- 国内完結の創薬計算: 研究データを日本国内で処理しながら、構造予測や創薬設計モデルを利用できます。
- 創薬工程を幅広く支援: タンパク質の折りたたみから候補化合物の生成まで、複数モデルで対応します。
- 3つの利用経路: Workbench、API、Agent Skillに対応し、研究環境や開発ツールから使えます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 機密性の高い研究データを扱う企業は、海外環境への持ち出し可否だけでなく、国内処理と利用コストを含めて創薬基盤の選定を見直すことになりそうです。
- 創薬基盤の提供者: 構造予測から候補化合物の生成までを複数モデルで扱えるうえ、APIや開発ツール経由の利用にも対応するため、単機能提供者は連携範囲や導入経路の拡充を求められそうです。
- 研究開発責任者: モデル単体の性能比較だけでなく、自社データをどこで処理できるか、既存の研究環境へどれだけ組み込みやすいかを含めた評価を早期に行う必要が出てきます。
このニュースの背景
創薬では構造予測や候補化合物の生成など、複数の計算処理を研究工程で扱います。
JapanFoldは、これらの工程を対象とするオープンソースモデルをまとめて利用できる構成です。
研究データの国内処理を維持しながら、Tenstorrentプロセッサ向けに最適化した計算環境を組み合わせています。
Workbench、API、Agent Skillという複数の入口を設け、研究者の直接利用から開発環境への組み込みまでを想定しています。
関連するニュース
- UnlimiTechが製造業向けDataFlow AIの開発強化に向け、シードラウンドで約1.8億円を調達しました。
- AMDがフィジカルAI向けSoC「X100」と組み込み用Kria AI SOMを発表しました。
- 伯東株式会社がEdgeCortix株式会社と提携し、エッジAI製品の国内販売と技術支援を始めます。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社エーアイ・アンドのプレスリリース(2026年9月3日 11時17分)ai& と Tenstorrent、オープン…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000180050.html