日立製作所は、電力・IT・冷却設備を横断して運用するソリューション群「HMAX Data Center」の提供を開始します。
第一弾として、データセンター統合管理サービス「HARC for Data Center」を北米向けに提供します。
フィジカルAIで設備の監視や障害分析、運用改善を支援し、データセンターの安定稼働とコスト最適化をめざします。
記事の概要
「HMAX Data Center」は、電力・IT・冷却設備などを対象に、自律運用・保守から全体最適化までを提供するソリューション群です。
中核サービスの「HARC for Data Center」は、日立のクラウド運用サービス「HARC」を基盤に開発されています。
HARCは、グローバルで80社以上の顧客にクラウド運用改善を提供し、運用費を30%程度削減してきた実績があります。
新サービスは、複数ベンダーの電力・IT・冷却設備を統合監視し、設備をまたぐ障害の相関分析と対策を支援します。
電力・冷却設備、ITインフラ、エネルギー管理、安全セキュリティ、環境監視などの運用データを収集・統合します。
AIによる異常検知と横断分析により、設備異常の予兆や運用リスク、サービスへの影響を早期に把握します。
日本向けには、国内ニーズを取り込んだデータセンター統合管理サービスを2027年1月から提供する予定です。
今後は、エネルギー活用、冷却制御、障害予兆検知、ITワークロード、キャパシティ管理などへサービスを拡大する計画です。
記事のポイント
- 設備データを統合監視: 電力・冷却設備やITインフラなどの運用データを統合し、データセンター全体の可観測性を提供します。
- 障害対応を横断支援: AIの異常検知と相関分析で、予兆把握から根本原因の特定、復旧までの対応を支援します。
- 日本では27年開始予定: 北米向けに先行提供し、日本向けには国内ニーズを反映したサービスを2027年1月から提供する予定です。
このニュースがもたらす影響
- 北米DC事業者: 電力・冷却・ITを個別管理している事業者は、障害対応の評価軸を設備単位からサービス影響まで広げ、統合データを前提に運用設計を見直す必要が出てきそうです。
- 国内DC事業者: 日本向けサービスの提供予定を踏まえ、事業者は今のうちにデータ接続性や責任分界、既存監視との統合要件を整理しておくことが求められそうです。
- 運用サービス提供者: 設備ごとの監視にとどまらず、異常の相関分析から復旧、事後改善までを一体で支援できるかが、データセンター運用サービスの選定基準になる可能性があります。
このニュースの背景
AIの普及に伴ってデータセンター需要が増え、サーバー稼働や冷却に伴うエネルギー消費が課題になっています。
電力・冷却・ITなどのインフラ設備は個別に管理されている一方、サーバー処理量と設備負荷は相互に影響し、運用の複雑化につながっています。
日立は、80社以上へのクラウド運用改善実績と、設備運用の知見を組み合わせ、データセンター全体を対象にした運用支援へ展開します。
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株式会社 日立製作所のプレスリリース(2026年9月3日 12時00分)データセンターインフラの統合運用を実現するソリュ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000619.000067590.html