メルカート調査、AI経由のEC移動に6割が不満

メルカートは、AIで商品を調べる20〜60代の消費者400名を対象に調査しました。
AI相談で商品を決めた後、ECサイトへの移動にネガティブな感情を抱く人は60.5%でした。
AIの回答と販売価格の食い違いを経験した層では、その割合が76.0%に上りました。

記事の概要

調査は「ECサイト利用時のAI相談に関する調査」として、2026年3月18日〜19日に実施されました。
対象はECサイトでの購入経験があり、購入時にChatGPTやGeminiなどを使う20〜60代で、有効回答数は400名です。
外部ECサイトへの移動について、「スムーズに購入できて満足している」と答えた人は17.8%にとどまりました。
一方、検索し直しやログインを面倒に感じる人は25.0%、AI画面とECサイトの情報差を不安に感じる人は21.8%でした。
AIの回答価格と販売サイトの価格が違う経験は、「よくある」と「たまにある」を合わせて63.0%でした。
AIをほぼ毎回使う層では、予算や好みを踏まえた購入手続きの代行を「積極的に利用したい」人が53.8%でした。
購入代行を利用したい場面は「日用品などのルーチン購入」が38.5%で最多となり、63.5%が1万円未満の購入ならAIに任せてもよいと答えました。
メルカートは、価格や在庫などの商品情報をAIとECサイトで一致させる体制が必要だとしています。

記事のポイント

  1. 移動への不満: 商品決定後の外部サイト移動に不満を抱く人は60.5%で、女性20代では75.0%に達しました。
  2. 価格ズレと関連: 価格ズレが「全くない」層の不満は25.6%でしたが、「たまにある」層では76.0%でした。
  3. 代行は日用品から: AIをほぼ毎回使う層の53.8%が購入代行を積極利用したいと答え、日用品が主な候補でした。

このニュースがもたらす影響

  • EC運用担当者: AI経由で商品を知った顧客を購入完了まで導くには、価格・在庫情報の更新だけでなく、再検索やログインを減らす導線設計も検討する必要がありそうです。
  • EC支援事業者: AIと販売サイトの情報差が不満と結びついているため、商品データの連携やレビューなど一次情報の提示を含む支援が、競争力の軸になる可能性があります。
  • AI購買関連企業: AIをほぼ毎回使う層ほど購入代行への意向が高く、まずは日用品や1万円未満の取引から、利用者の信頼を確かめながら機能化する流れが考えられます。

このニュースの背景

生成AIによって、消費者が商品を検索する前に、AIへ相談して候補を絞る購買行動が広がりつつあります。
一方で、商品選びをAI上で終えても、購入手続きは外部のECサイトへ移動して行う必要があります。
調査では、AIの回答価格と販売サイトの価格が異なる経験が63.0%にあり、情報の不一致が購入前の不安と移動時の負担に関係する状況が示されています。

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AIで商品を決めた後、60.5%が「ECサイトへの移動」に不満。AIの情報と実売価格の食い違いを経験した層では、不満が76.0%まで拡大──AI経由の見込み客を逃す"移動摩擦"の実態
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000023201.html

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