日立ソリューションズ、KELA活用の能動的サイバー防御を提供

日立ソリューションズは、KELAの脅威インテリジェンスを活用した「能動的サイバー防御ソリューション」を11月5日に提供開始します。
ダークウェブやサイバー犯罪コミュニティから、自社や外部公開資産、サプライチェーンの脅威情報を収集・分析します。
フロンティアAIやオープンウェイトAIの悪用、認証情報の漏洩などを早期に把握し、被害発生前の対策を支援します。

記事の概要

日立ソリューションズは、KELA株式会社と販売代理店契約を締結しました。
KELAは、ダークウェブのフォーラムや非公開チャネルを含むサイバー犯罪コミュニティから情報を収集・分析するプラットフォームです。
新ソリューションでは、自社や外部公開資産、サプライチェーンに関するリスクを、ACRDで一元的に管理できます。
ACRDは、KELAのプラットフォーム群を統合し、組織の防御状態をリアルタイムでスコアリングするダッシュボードです。
検出した攻撃予兆や流出認証情報は、SIEM、次世代ファイアウォール、SASE、EDRなどと連携できます。
攻撃者の侵入前に遮断ルールの設定やアクセス制限を行い、被害の未然防止を支援します。
日立ソリューションズのセキュリティ担当者が情報を分析し、優先順位を付けた脅威情報として提供します。
背景には、ランサムウェアやサプライチェーン攻撃に加え、AIを悪用したA2B攻撃やインフォスティーラーの被害拡大があります。

記事のポイント

  1. リスクを一元管理: ダークウェブ、自社の外部公開資産、サプライチェーンの情報をACRDで横断的に可視化します。
  2. 既存製品と連携: 攻撃予兆や流出認証情報をSIEM、SASE、EDRなどと連携し、侵入前の対策につなげます。
  3. 分析と優先順位付け: 収集データをセキュリティ担当者が分析し、ノイズを抑えた脅威情報として提供します。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する企業: ダークウェブ、外部公開資産、取引先の情報を横断して確認し、対策の優先順位を付ける運用へ移行しやすくなります。既存のSIEMなどとの接続を前提に、侵入前の対応手順まで整える必要がありそうです。
  • 同業のサービス提供者: 脅威情報の収集量だけでなく、専門担当者による分析、優先順位付け、既存の防御製品との連携までを一体で提供できるかが、サービスの比較軸になっていく可能性があります。
  • 経営・リスク部門: 組織の防御状態をリアルタイムでスコアリングする仕組みにより、サイバーリスクを経営管理上の指標として把握し、投資や対策の順序を検討しやすくなると考えられます。

このニュースの背景

ランサムウェアやサプライチェーン攻撃に加え、AIを悪用した攻撃やインフォスティーラーによる被害が拡大し、攻撃の高速化・高度化が進んでいます。
従来の侵入後の検知・対応だけでは、事業停止や情報漏洩を防ぎきれないケースが増え、攻撃の兆候や認証情報の漏洩を事前に把握する必要性が高まっています。
一方で、脆弱性や漏洩アセットの監視、膨大な脅威情報の分析を担う専門人材の不足と、セキュリティ運用の負荷が課題になっています。
日本では2025年5月に能動的サイバー防御に関する法制度が整備され、被害発生前に対策する体制づくりが求められています。

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