サイオニックエーアイは10月1日、企業向けAIエージェント構築基盤「STORM Platform」の機能「STORM Act」を日本で正式提供しました。
2026年1月からベータ版として提供していた「Workflow Designer」を正式版にした機能です。
利用者はAIとの対話を通じて、業務用AIエージェントのワークフローを設計・構築・修正できます。
記事の概要
STORM Actは、業務要件の整理からワークフローの構築、作成後の修正・改善までを支援する機能です。
利用者が自然な言葉で実現したい業務を入力すると、AIが不足情報や確認すべき条件を質問します。
対話を重ねることで、作業の流れや判断条件を整理し、ワークフローの要件を具体化します。
整理した業務要件をもとに、AIが処理の流れや各工程の設定、AIへの指示文を組み立てます。
作成後は、修正箇所をAIに伝えて部分的に変更でき、実行結果やエラー情報に基づく原因分析も支援します。
大きな変更を元の状態に戻す機能も備えています。
見積書作成では、在庫・単価情報の取得先や出力形式、在庫不足時の対応を確認しながら構築できます。
提供範囲はSTORM PlatformのSaaS版で、現時点ではオンプレミス版に対応していません。
記事のポイント
- 対話で要件を具体化: 自然な言葉で業務内容を入力すると、AIが必要な情報や条件を確認し、処理の流れを整理します。
- 作成後の改善にも対応: ワークフローの部分修正に加え、実行結果やエラー情報をもとに原因分析と改善方法の検討を支援します。
- 企業単位で管理・運用: 作成したエージェントは、参照資料や権限、公開先、実行記録をSTORM Platformで管理できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 業務担当者が自ら要件を整理し、試行後の修正まで進めやすくなるため、導入時には現場主導で対象業務を選び、権限や参照資料の管理方法も同時に設計することが求められそうです。
- 同業のサービス提供者: AIエージェント構築支援の競争軸が、初期作成のしやすさだけでなく、エラー分析や変更履歴を含む運用改善まで広がる可能性があります。業務担当者と開発者の役割分担も見直されそうです。
- 企業のAI活用部門: 現場ごとのエージェント作成を促しながら、参照資料・利用権限・実行記録を企業単位で管理する考え方が示されました。部門展開を進める企業には、自由度と統制の両立が課題になりそうです。
このニュースの背景
生成AIを業務で活用するには、日常業務の手順や判断条件を整理し、AIが処理できるワークフローに落とし込む必要があります。
一方で、現場担当者が業務を熟知していても、AIエージェントの構築には技術知識や細かな設定作業が伴い、活用のハードルになり得ます。
同サービスは、業務担当者による作成を支援しつつ、参照資料や権限、公開先、実行記録を企業側で管理する構成になっています。
現時点ではSaaS版での提供に限られ、オンプレミス版には対応していません。
関連するニュース
- ダットジャパンは、社内サーバーでAI処理を完結できるSTORM Platformオンプレミス版の販売と導入支援を始めました。
- 株式会社ELYZAは、問い合わせから業務手続きまで支援する音声対話AIエージェントを開発しました。
- 株式会社Stormは、Webサイト多言語化SaaS「AIシュリーマン」の証跡ログなどを全プランで無償提供します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
サイオニックエーアイ株式会社のプレスリリース(2026年10月22日 13時00分)サイオニックエーアイ、AIと対話しな…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000184951.html