ダットジャパン、STORM Platformオンプレミス版を販売開始

ダットジャパンは10月15日、サイオニックエーアイの「STORM Platform」オンプレミス版の販売を始めました。
顧客のサーバーや社内ネットワーク上でAI処理を完結でき、社外に置けないデータの活用に対応します。
社内文書の検索や問い合わせ対応向けのAIエージェント構築から、導入前の検証まで支援します。

記事の概要

STORM Platformは、社内文書などの情報を活用して、業務向けAIエージェントを構築・運用できるプラットフォームです。
今回のオンプレミス版は、顧客が管理するサーバーや社内ネットワーク上に設置できます。
社内規程や契約により機密情報や個人情報を社外に置けない業務でも、AI活用を検討できます。
LLMを含むAI処理を自社環境で行う構成では、外部AIサービスに接続せずに利用できます。
この構成では、利用量が増えても外部AI APIの追加トークン費用は発生しませんが、導入・運用費用は別途必要です。
ダットジャパンは販売に加え、AIエージェントの構築、デモ実装、PoC、顧客環境への構築を担います。
韓国の国策銀行では、信用状の翻訳・審査の処理時間を90%以上短縮し、業務フローの速度を20%向上させたとしています。

記事のポイント

  1. 社内環境でAI処理: 顧客のサーバーや社内ネットワークに設置し、機密情報を自社方針に沿って管理できます。
  2. 導入から構築まで支援: ダットジャパンが販売、AIエージェント構築、PoC、顧客環境への導入まで支援します。
  3. 韓国銀行での導入実績: 韓国の国策銀行では、信用状の翻訳・審査時間を90%以上短縮したとしています。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する企業: 機密情報を扱う企業は、AIの精度だけでなく、データの保管場所や処理経路、導入・運用費まで含めて候補を比較する必要がありそうです。
  • 同業のサービス提供者: オンプレミス環境への設置からPoC、エージェント構築までを一貫して支援する形が、外部サービスを使いにくい顧客を獲得する際の競争軸になる可能性があります。
  • 情報システム部門: AI導入の判断では、利用量に応じた外部API費用だけでなく、自社サーバーの調達や運用負担を含めた総コストの見積もりが求められそうです。

このニュースの背景

社内規程や取引先との契約により、機密情報や個人情報を社外サービスに預けられない業務があります。
外部生成AIのAPI利用では、利用量に応じて料金が変動するため、AIの利用拡大に伴う予算管理が課題になる場合があります。
従来のSaaS版に加えて自社環境に設置できる構成を用意することで、データ管理方針や利用環境に応じた選択肢を示しやすくなっています。

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