Bocekは、社内情報を横断検索するAIエージェント「NAYUTA」の本格提供を開始しました。
SharePointやBox、Googleドライブなどに分散した資料を読み込み、根拠となる原本とともに回答します。
1万ファイル超を使った2つの検証で、回答精度は96%台でした。
顧客データの検証では、汎用AIツール2種の60%台を上回りました。
記事の概要
NAYUTAは、規程やマニュアル、技術資料などを横断検索するAIエージェントです。
SharePoint・Box・Googleドライブの資料をまとめて扱い、回答時に根拠となる原本を表示します。
PDF・Word・Excelを数万件単位で変換し、文書の種類や所管部署、最終更新日などの情報を付与します。
検索では「絞る・探す・読み切る」を使い分け、資料が増えても必要な情報を探せるようにします。
NAYUTAは、データ変換、エージェント、アナリティクスの3製品と伴走支援を組み合わせたサービスです。
顧客データでは1万ファイル超、社内データでは10,302ファイルを使い、各30問で検証しました。
回答精度は顧客データで96%、社内データで96.7%でした。顧客データでは汎用AIツール2種が60%台でした。
大手企業A社のカスタマーサポート部門では、根拠を探す時間が1件45分から約2分になりました。
記事のポイント
- 3製品で導入を支援: 資料の変換、AIエージェントの構築、精度測定を一体化し、評価用Q&Aで合格ラインを定めて改善します。
- 大規模データで検証: 1万ファイル超の顧客データと10,302ファイルの社内データで、回答精度96%台を確認しました。
- 企業向け環境に対応: 顧客クラウド内に構築し、既存の閲覧権限を継承します。AWSやAzure、主要なSSOにも対応します。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 既存文書を活用する際は、ツール選定だけでなく、対象業務ごとの評価用Q&Aと合格ラインを先に定めることが、本番移行の判断材料になりそうです。
- 同業サービス提供者: 社内検索AIの競争では、回答機能だけでなく、文書の変換・継続更新・精度測定までを一体で支援できるかが、差別化の軸になる可能性があります。
- 情シス部門: AI導入の検討範囲は、モデルの性能比較から、既存権限を保ったデータ連携や監査、クラウド環境を含む運用設計へ広がると考えられます。
このニュースの背景
生成AIの導入が進む一方、社内規程やマニュアルなどを活用する場面では、資料が複数のシステムや形式に分散していることが課題になっています。
資料の量が増えると、旧版や類似文書が検索結果に混在し、必要な箇所を特定しにくくなる問題があります。
また、回答精度を測る基準が定まっていないため、試験導入から本番運用へ進める判断が難しい状況もあります。
こうしたデータ整備と評価の課題を、AIエージェントの構築と合わせて扱う必要性が高まっています。
関連するニュース
- IDEATECHとBizibl Technologiesが、AIで情報収集する法人購買担当者211名を調査しました。
- 株式会社アウトバーンは、機密情報を置換して生成AIに渡せるRevAIを提供します。
- VNEXT JAPANは、既存ツールと連携し、社内文書やノウハウを活用するAI基盤「V-Brain」を10月1日に提供開始します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Bocekのプレスリリース(2026年10月22日 11時10分)Bocek、社内情報を95%超の精度で横断検索…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000114457.html