オーガイホールディングスは、訪問歯科・口腔ケア領域のDXプラットフォーム「オクチミル」を正式リリースしました。
訪問予定や患者情報、診療記録、帳票、多職種連携を患者単位でつなぐクラウド型SaaSです。
音声入力とAIアシストで記録業務を支援し、歯科医院と介護施設、家族などの情報共有を促します。
同社は、訪問歯科を起点に口腔ヘルスデータ基盤へ発展させる構想です。
記事の概要
オクチミルは、訪問歯科の訪問予定、患者情報、診療記録、帳票を一元管理するSaaSです。
歯科医師や歯科衛生士などが作成した記録を、同じ訪問履歴として保存できます。
音声の録音・文字起こし・歯科用語に合わせた清書により、入力業務を支援します。
AIは診断を行わず、医療従事者が内容を確認して記録を確定する設計です。
施設、ケアマネ、訪問看護、ご家族には、歯科医院が共有した情報を提供します。
全国の在宅サービス実施歯科22,674施設を市場母数とし、SaaS提供から始めます。
2024年度には堺市スタートアップ実証推進事業に採択され、約2年間の内製開発を続けました。
同社は将来、蓄積した口腔情報をAI、予防、研究、地域保健などに活用する方針です。
記事のポイント
- 訪問歯科業務を一元化: 訪問予定、患者カルテ、職種別記録、帳票、多職種・家族連携を患者単位で管理します。
- 音声とAIで記録支援: 訪問中の音声を文字起こしし、歯科用語に合わせて整理・清書して記録作成を支援します。
- 口腔データ基盤を構想: 訪問ごとの口腔情報を時系列で蓄積し、将来の分析や研究、地域口腔保健への活用を目指します。
このニュースがもたらす影響
- 訪問歯科医院: 導入を検討する医院は、記録時間の短縮だけでなく、帳票や情報共有まで含めた業務全体の改善効果を測り、有料利用に見合う経営効果を検証する必要がありそうです。
- 介護事業者: 施設やケアマネジャーは、歯科医院から共有される患者情報を必要な範囲で確認できるため、電話や紙を前提とした連携から、患者単位で継続的に情報を扱う運用へ見直す可能性があります。
- 医療IT企業: 患者単位で蓄積される口腔情報と外部SaaS・API連携の構想を踏まえると、医療・介護システムとの接続性や権限管理、同意設計が、今後の協業や競争で確認すべき論点になりそうです。
このニュースの背景
訪問歯科では、訪問調整や診療記録、帳票作成、施設・家族への報告などが紙や電話、FAX、複数システムに分散しているとされています。
高齢化で在宅医療の需要増加が見込まれる一方、人材を同じ割合で増やし続けることは難しく、業務自動化と多職種間の情報共有が課題になっています。
厚生労働省の2025年11月時点の速報値では、在宅医療の多職種連携でICTを活用する在宅療養支援歯科診療所は5%でした。
こうした業務負担とICT活用の余地を背景に、訪問歯科の記録支援から、歯科・介護・家族間の情報連携までを一つの仕組みで扱うサービスが登場しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
オーガイホールディングス株式会社のプレスリリース(2026年10月22日 14時25分)訪問歯科DX「オクチミル」正式リ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000162719.html