Datatangは、Realworld LabsとフィジカルAIデータ分野で業務提携しました。
5本指ロボットハンドと大規模なデータ生産能力を組み合わせます。
ハードウェア提供からデータ整備までの一貫した支援を目指します。
記事の概要
Datatangは、ブランド名NexdataでAI学習用データ事業を展開しています。
今回の提携では、VLAモデル開発に必要な手先操作データを収集・整備します。
Realworld Labsは、5本指ロボットハンドと遠隔操作用システムを提供します。
同社のロボットハンドは17アクティブ関節と4パッシブ関節を備えています。
人差し指の曲げ速度は400°/s以上で、繰り返し位置決め精度は±0.2mmです。
Datatangは、10,000平方メートル超の専用工場を運営しています。
フル稼働時には、月間5万時間以上の作業データを納品できます。
両社はハードウェアの提供から収集、アノテーション、後処理まで支援します。
記事のポイント
- 手先操作データを収集: 5本指ロボットハンドの力覚・触覚・視覚を活用し、精緻な手先操作データを大規模に収集します。
- 一貫したデータ支援: ハードウェアの販売・レンタルから、収集、品質管理、モデル向けの後処理まで単一窓口で支援します。
- 月5万時間超の生産力: Datatangは10,000平方メートル超の専用工場を運営し、月間5万時間超の作業データに対応します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: ハードウェア調達から収集・整備までを自社で分担する負担が軽くなる可能性があります。モデル開発企業は、必要な操作タスクと品質基準を先に定め、外部委託の範囲を見極めることが求められそうです。
- ロボット開発企業: 手先操作データの調達先が増えれば、ハードウェア開発と学習データ確保を別々に進める選択肢が広がると考えられます。競合各社は、データの再現性や用途別品質をどう示すかが問われそうです。
- データ事業者: データ収集機器の提供だけでなく、アノテーションや後処理まで含む受託体制との比較が必要になります。データ事業者は、専門ハードウェアとの連携や品質管理を差別化要素として再整理する可能性があります。
このニュースの背景
大規模言語モデルの進化を受け、「見て・考えて・動く」フィジカルAIの実用化が進んでいます。
製造や物流、医療、介護などで自律型ロボットの導入が見込まれる一方、高品質なロボット学習用データの不足が課題になっています。
VLAモデルや世界モデルには、実環境を反映したマルチモーダルデータ、とりわけ精緻な手先操作のデモンストレーションデータが必要です。
ハードウェアの調達から収集環境の整備、品質管理までを開発者が独自に構築するには、コストと専門知識が必要とされています。
関連するニュース
- デル・テクノロジーズは、TDCソフトのプライベートAI基盤「Nenoa」にGB10搭載ワークステーションを提供しました。
- ベル・データは、CData Connect AIを採用し、IBM i向け生成AIサービスで350以上のデータソースを横断利用できるようにしました。
- EGGHEADは、既存システム連携と個社カスタマイズに対応するFDE型のAI調達エージェント開発・導入を開始しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Datatang株式会社のプレスリリース(2026年10月22日 13時50分)Nexdata、Realworld La…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000079975.html