Cognitionは10月15日、本番環境のアラートやバグ報告を調査する「Devin Oncall」の一般提供を始めました。
AIソフトウェアエンジニア「Devin」が、根本原因の特定から影響緩和までを支援します。
SREベンチマークでは、17件の障害を対象にエンドツーエンド成功率100%を達成しました。
記事の概要
Cognitionは2026年10月15日、Devin Oncallの一般提供を開始しました。
Devin Oncallは、本番環境のアラートやバグ報告を自動で調査するサービスです。
アラートを継続監視するRespondersと、進行中の対応を支援するIncidentsで構成します。
Respondersは過去の調査結果を参照し、既知の問題に対する重複調査を抑えます。
Slack、Microsoft Teams、Datadog、Sentry、Jiraなどのツールと連携します。
SREGym-Liteの17障害で、エンドツーエンド成功率100%を達成しました。
Claude Opus 5.5使用時は、平均2分21秒の緩和時間で成功率100%を記録しました。
過去の調査を活用して重複調査の約60%を省略し、コストを半分以上削減できるとしています。
記事のポイント
- 2機能でオンコール対応: Respondersはアラートやバグ報告を監視し、過去の調査を参照して重複調査を抑えながら自動で診断します。
- ツール連携で調査を継続: Slackや監視、チケット管理ツールと接続し、アラート調査からログ解析、修正用プルリクエスト作成まで支援します。
- SREベンチマークで検証: SREGym-Liteの17障害で成功率100%を達成し、Claude Opus 5.5使用時は平均2分21秒で影響を緩和しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: Slackや監視、チケット管理をまたぐ調査から修正案作成までを任せられるため、導入企業は権限設計と人の承認点、誤診時のエスカレーションを先に定める必要がありそうです。
- 同業サービス提供者: 過去の調査で重複対応を約60%省き、コストを半分以上削減できるという設計は、同業サービスに記憶・レビュー・効果測定まで含む運用価値を示す可能性があります。
- 開発組織全体: 平均2分21秒での影響緩和や一次対応の自動化が広がれば、SREは手順の実行者から判断と改善の担い手へ移り、導入効果を緩和時間や開発時間で測ることが求められそうです。
このニュースの背景
従来のAIエージェントによる本番デバッグには、根本原因を特定する前の結論や、調査範囲の限定、過度に大きなコード変更といった課題がありました。
モデル性能の向上に加え、本番システムへのアクセスやチーム間のコンテキスト共有がオンコール対応に必要になっています。
Devin Oncallは、継続的なアラート監視と進行中のインシデント対応を分け、過去の調査結果や組織のナレッジを活用する構成になっています。
関連するニュース
- CognitionはAWSと協業し、DevinをAWS Marketplaceで提供して開発・移行を支援します。
- OpenAIは常時稼働エージェントやCodexのクラウド機能を発表し、月額500ドルのProプランも始めます。
- Proteinumは、楽天市場のイベント施策設定と終了後の自動復元に対応する「販促プラン」をECPRO BRAINに追加しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Cognition AI, Inc.のプレスリリース(2026年10月22日 11時00分)Cognition、本番環境…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000181315.html