AITechと伏見工業、耐火被覆工事のAI積算・施工管理システムを開発

株式会社AITechと伏見工業株式会社は、耐火被覆工事向けの「構造部材AI認識システム」を共同開発しました。
構造図面のPDFからAIが梁・柱・スリーブを検出し、被覆面積を自動で積算します。
施工済み部材の記録から月次の出来高集計までを、ブラウザ上で一貫して管理できます。

記事の概要

本システムは、耐火被覆工事に必要な数量算出と施工実績の集計を支援する建設業向けAIツールです。
図面PDFを取り込むと、AIがページごとに梁・柱・スリーブを数百本規模で検出します。
検出は1ページあたり1分程度で完了し、図面上に検出結果を枠で表示します。
被覆材の厚みや収まりなどを登録すると、断面寸法から周長と被覆面積を自動計算します。
現場作業者は、施工済みの部材を図面上でタップして記録できます。
施工実績は作業者別・厚み別・日別に集計でき、CSVやPDFで出力できます。
伏見工業は1985年の創業以来培ってきた耐火被覆工事の知見を、計算ロジックや運用設計に反映しました。

記事のポイント

  1. 図面から部材を自動検出: 構造図面のPDFから梁・柱・スリーブをAIが検出し、誤検出の削除や検出漏れの追加にも対応します。
  2. 被覆面積を自動積算: 被覆材の厚みや仕様を登録すると、断面寸法に基づく周長と施工面積を自動計算し、数量拾いを支援します。
  3. 施工実績を一元管理: 図面上の記録をもとに、塗り済み面積や塗り率を集計し、作業者別・日別の出来高を確認できます。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する企業: 耐火被覆工事では、数量拾いと出来高集計を別々に管理する運用から、図面を起点に一連の業務をつなぐ方法へ見直す契機になりそうです。
  • 同業の専門工事会社: 現場固有の積算ルールや施工知見をAIの計算ロジックに組み込めるため、自社の熟練者のノウハウを業務標準化や技術継承に生かす検討が求められそうです。
  • 建設向けAI企業: 図面認識だけでなく、仕様登録、現場記録、出来高出力まで業務をつなげている点から、現場定着には専門業務の運用設計まで踏み込むことが重要になると考えられます。

このニュースの背景

耐火被覆工事では、構造図面から梁や柱を一本ずつ読み取り、断面寸法をもとに周長と面積を算出する作業が行われてきました。
大規模な物流倉庫や工場では、図面1枚あたり数百本の梁を扱うことがあり、紙図面への記録や口頭報告も施工進捗の管理に使われていました。
人手不足や担い手の高齢化により、熟練者への依存、長時間労働、若手への技術継承が課題となるなか、耐火被覆工事の知見と図面認識AIを組み合わせる形で開発されました。

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株式会社AITechと伏見工業株式会社、耐火被覆工事の積算・施工管理を効率化する「構造部材AI認識システム」を共同開発
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000138885.html

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