Albatrusは、三重県津市の永井病院でAI基幹システム「Apollo AI」の本格運用を開始しました。
電子カルテ「MI・RA・Is」とAIエージェントを連携し、記録業務や事務業務の効率化を進めます。
退院サマリの作成時間を37分から3分に短縮するなど、具体的な導入効果も示しています。
記事の概要
永井病院は、創立100周年に向けたDXプロジェクト「NAGAI 100」を2024年から推進しています。
同病院は過去2年間で、Albatrusと汎用型生成AI「メディラクAI」の開発や実証を進めてきました。
今回のApollo AIは、電子カルテなどの院内データと、業務別に設計したAIエージェントを組み合わせるシステムです。
AIエージェントが作業手順を組み立てて実行し、既存業務へのAI適用にとどまらない業務フローの再構築を目指します。
株式会社シーエスアイの協力により、電子カルテ「MI・RA・Is」とのデータ連携を実現しています。
退院サマリ、看護サマリ、症状詳記などの主要文書作成業務では、約95%の定着率を記録しました。
退院サマリの作成時間は従来の37分から3分に、IC文字起こしは15分から4分に短縮しました。
記事のポイント
- 電子カルテと連携: MI・RA・Isの院内データとAIエージェントを連携し、患者情報を踏まえた業務支援を可能にしています。
- 職種別に活用: 医師の診療前予習、看護師のサマリ作成、MSWの退院支援などにAIを活用しています。
- 業務時間を短縮: 退院サマリは37分から3分、IC文字起こしは15分から4分へ作成時間を短縮しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する病院: 導入効果を文書作成時間だけでなく、電子カルテ連携の範囲や職種間のタスク移管、現場定着率まで含めて評価する必要がありそうです。
- 医療AI提供企業: 単機能の文書作成支援だけではなく、電子カルテと接続し、複数部署の業務を横断して動かせる基盤設計が競争力になる可能性があります。
- 病院の現場責任者: AI導入の成否は既存業務への追加にとどまらず、職員が指示を修正しながら業務手順を組み替えられる運用を整えられるかで変わりそうです。
このニュースの背景
永井病院は、創立100周年に向けたDXプロジェクト「NAGAI 100」を2024年から進めています。
過去2年間に汎用型生成AI「メディラクAI」の開発・実証を行い、7つのAIシステムの導入・検証にも取り組んできました。
一方で、汎用型生成AIだけでは、医療現場に特有の複雑な業務フローや専門的なデータ処理への対応に限界がありました。
こうした課題を踏まえ、電子カルテの院内データと業務別のAIエージェントを組み合わせるシステムが開発され、株式会社シーエスアイの協力で電子カルテ「MI・RA・Is」との連携も実現しています。
関連するニュース
- 株式会社Albatrusは、院内データとAIエージェントを活用する病院向け基幹システムを正式提供しました。
- 株式会社neoAIが法人向けAIエージェント基盤の接続先を拡大し、社内情報の検索から成果物作成まで支援します。
- THAは姫野病院に専用AI「AI執事のハル」を導入し、約900名の職員を24時間365日支援します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Albatrusのプレスリリース(2026年9月18日 08時50分)『Apollo AI』が医療法人永井病院で…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000169742.html