コンステックは、外壁写真からひび割れや鉄筋露出を検出するAIシステム「INKARA」の試用版を提供します。
試用版は2026年10月1日から6か月間、無償で利用できます。
商業施設の外壁を対象にした検証では、作業時間を約87%、調査費用を約84%削減しました。
記事の概要
INKARAは、建築物の塗装仕上げ外壁を対象にした目視調査支援システムです。
撮影した写真を解析し、ひび割れや鉄筋露出などの変状箇所をAIが自動検出します。
AIの検出結果を技術者が確認し、必要に応じて修正する運用を想定しています。
劣化図は.dxf形式、数量データは.csv形式で出力でき、記録時のズレや集計ミスを抑えます。
全ての処理をローカル環境で行うため、外部サーバーへデータを送信せず利用できます。
竣工から35年が経過したRC造4階建て商業施設の南面外壁で有効性を検証しました。
開発手法のF値は0.9に近く、目視調査を支援する手法として実用可能性のある精度を確認しました。
記事のポイント
- 検証で作業を削減: 幅90m×高さ16m程度の外壁で、従来手法と比べ作業時間を約87%、調査費用を約84%削減しました。
- 技術者が結果を確認: AIが検出した変状を技術者が確認・修正し、劣化図や数量データを出力する運用を想定しています。
- ローカル処理に対応: 必要なパソコンはIntel Core i5以上などで、データを外部サーバーへ送らず利用できる構成です。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 無償試用の期間を使い、自社の撮影条件や調査フローで検出精度、技術者の確認負荷、CAD・数量データ連携の効果を見極めることが重要になりそうです。
- 外壁調査会社: 調査員の経験や手作業に依存していた変状記録を、AIの一次判定と技術者の確認に分ける運用へ見直す契機になる可能性があります。
- 建物管理者: 外部サーバーにデータを送らない構成により、外壁写真の扱いを含む情報管理上の懸念を抑えながら、調査の省人化を検討しやすくなりそうです。
このニュースの背景
外壁調査では、変状の位置や範囲を測定して図面に記録し、後からCADデータへ清書する工程が必要でした。
高所作業車やロープアクセスを使う場合は、安全確保や道具の落下防止など、調査そのもの以外の負担も生じます。
労働人口の減少を背景に、外壁調査の効率化や省人化が課題となっており、画像とAIを組み合わせた支援技術の開発につながっています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社コンステックのプレスリリース(2026年9月15日 10時00分)外壁の変状を自動検出、「INKARA」試用版を…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000140724.html