リーディングマークの組織心理研究所は、AI面接に関する応募者反応を調査しました。
大学生・大学院生392名を分析した結果、対話型AI面接は対人面接より面接不安が低く評価されました。
応募者が安心できる運用では、人による選考との接続と評価方法の事前明示が上位になりました。
記事の概要
株式会社リーディングマークの組織心理研究所は、日本社会心理学会第67回大会で研究成果を発表します。
調査には大学生・大学院生431名が回答し、操作チェックで除外した39名を除く392名を分析対象としました。
参加者は、対人面接と、AIアバターと会話して発話内容を評価される対話型AI面接を想定しました。
対話型AI面接は対人面接に比べ、面接不安が低く評価されました。
就活サービス利用者248名では、「AI面接では合否が決まらず、人の面接につながる前段として使われる」が平均4.40で最も高く評価されました。
次いで「評価方法・評価項目が事前に明示される」が4.35、「AIの評価結果が選考でどう使われるか明示される」が4.22でした。
「AI面接の内容を踏まえた簡単なフィードバックが返る」も4.21となり、評価情報の提供が重視されました。
本研究は面接場面を想定したシナリオへの反応を調べたもので、実際の導入効果や因果関係を検証したものではありません。
記事のポイント
- 不安は対人面接より低いです: 対話型AI面接は、対人面接より面接不安が低く評価されました。緊張を抑えやすい可能性が示されています。
- 評価情報の事前説明を重視です: 応募者は評価される内容や評価基準、評価根拠を気にしており、受検前の具体的な説明を重視しています。
- 人の選考への接続が上位です: 安心できる運用では、人の面接につながる前段としてAIを使うことが平均4.40で最も高く評価されました。
このニュースがもたらす影響
- AI採用企業: AI面接を導入する企業は、評価基準やAIの判定結果の使途を受検前に説明し、人の選考へどう接続するかまで設計する必要が高まりそうです。
- HRサービス提供者: AI面接の提供価値は、面接の自動化だけでなく、評価方法の説明、結果の伝達、簡易フィードバックまで含む応募者体験の設計へ広がる可能性があります。
- 採用担当者: 応募者の不安を抑える施策を検討する際、AIを使うかどうかだけでなく、何を評価し、選考でどう扱うかを明示できる運用が比較対象になりそうです。
このニュースの背景
AI面接には選考業務の効率化や評価の標準化に加え、人の面接官から直接評価される緊張を和らげる可能性があります。
一方で、応募者の受け止め方は面接形式だけでなく、説明の分かりやすさや評価主体、対話性などの設計要因でも変わりうるとされています。
今回の研究では、大学生・大学院生392名を対象に、対人面接と、AIアバターと会話して発話内容を評価される対話型AI面接への反応を比較しました。
AI面接に対する安心感を支える説明や運用を具体的に捉えることが、応募者の公平感や納得感を考える材料になっています。
関連するニュース
- リーディングマークが392名を調査し、AI面接の選好には公平感と企業魅力が関係すると示しました。
- PeopleXはAI面接に本番前の練習機能と候補者の声を分析する機能を追加しました。
- インディードリクルートパートナーズが日米6,180人を調査し、AI活用企業の採用変化を比較しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社リーディングマークのプレスリリース(2026年9月11日 10時01分)【研究発表】AI面接で応募者が重視する説…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000362.000008701.html