ギブリーは、Boxに蓄積した社内文書をMicrosoft Copilotから活用できる「Box-Copilot Connect」の提供を開始しました。
Boxの既存アクセス権限を維持しながら、企業ごとに検索精度やガバナンスを設計できる開発サービスです。
検索インデックスを顧客企業のMicrosoft Azure環境に保持し、機密性や規制対応が求められる企業への導入を見込みます。
記事の概要
Box-Copilot Connectは、Box上の文書をCopilotのチャットから自然言語で検索・参照できるソリューションです。
問い合わせごとにBox側の最新権限を確認し、利用者がアクセスできる文書だけを回答対象にします。
Box上の文書の追加・更新も速やかに検索対象へ反映し、最新の社内ナレッジを活用できます。
検索インデックスは企業自身のMicrosoft Azure環境内に保持し、暗号鍵、ネットワーク、監査ログを自社で統制できます。
埋め込み、チャンク分割、ハイブリッド検索、並べ替えなどを個社の業種や用途に合わせて設計できます。
Box以外の社内情報源や独自の権限モデルとの統合にも対応し、業務要件に応じて拡張できます。
ギブリーは要件定義、設計、構築、導入までを一貫して支援し、小規模なPoCから全社展開へ進む導入にも対応します。
日本マイクロソフトは、検索精度の最適化や最新権限の反映を通じた企業の生成AI活用に期待を示しています。
記事のポイント
- 権限を回答へ即時反映: 問い合わせのたびにBoxの最新アクセス権限を確認し、権限を超えた文書が回答に含まれることを防ぎます。
- Azure環境で自社統制: 検索インデックスを企業自身のAzure環境に保持し、暗号鍵やネットワーク、監査ログを自社で管理できます。
- 検索基盤を個別設計: 埋め込みやチャンク分割、ハイブリッド検索などを業種・用途に合わせて調整し、検索精度を高められます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 機密文書を生成AIで扱う企業は、標準コネクタの採用可否だけでなく、権限反映の即時性や検索基盤の管理主体を要件として整理する必要がありそうです。
- 同領域の提供者: 検索精度の調整や独自権限モデル、複数情報源の統合まで個社対応する構成が示されたことで、単純な文書連携に加え、設計・導入支援まで含む提案が求められる可能性があります。
- 情報システム部門: PoCから全社展開へ進める前提では、Azure内のインデックス、暗号鍵、ネットワーク、監査ログを既存の統制方針と照合し、運用責任の分担を早期に決めることになりそうです。
このニュースの背景
企業の生成AI活用では、社内に蓄積されたナレッジを安全に検索・参照できるかが導入上の論点になっています。
機密性や規制対応が求められる企業では、部署・案件ごとのアクセス権限を回答へ反映すること、業種や用途に応じて検索精度を調整することが課題になっています。
さらに、検索インデックスを自社のAzure環境で管理し、暗号鍵やネットワーク、監査ログを統制したいという要件もあります。
標準的なCopilotコネクタでは要件を満たしにくいケースを補完するため、個社ごとの設計・構築を前提としたサービスが打ち出されました。
関連するニュース
- Box, Inc.はOpenAIと連携し、ChatGPTからBoxの企業コンテンツを安全に活用できる統合を一般提供します。
- 日立ソリューションズが「活文」をMCP対応に更新し、権限に応じた社内検索をAIエージェントに提供します。
- クレイがDocBaseでAIアシスタントや意味検索を使える追加オプションをベータ提供し、権限管理も引き継ぎます。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社ギブリーのプレスリリース(2026年9月11日 11時00分)ギブリー、Box × Microsoft Copi…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000407.000002454.html