x3d株式会社、471社調査でAI活用の壁は会社の仕組み

x3d株式会社は、「生成AIマネジメントサーベイ」の2026年集計分析レポートを公開しました。
回答企業471社の分析で、生成AI活用における最大の壁は、意欲やスキルではなく会社の仕組みだと明らかになりました。
ルールや予算、成功事例の共有など、業務で使うための土台づくりが課題となっています。

記事の概要

調査期間は2024年8月21日から2026年6月26日までで、回答企業は471社、回答者は1,328名です。
x3d株式会社は、生成AI活用力をマインド、スキル、インフラの3軸で捉え、個人と組織のAI活用力指数(AIQ)を算出しました。
100点満点換算の平均スコアは、マインドが69.4点、スキルが60.7点、インフラが54.1点でした。
組織単位で算出できた142社のうち84社(59.2%)は、インフラが3領域で最も低いスコアでした。
個人単位でも772名中438名(56.7%)でインフラが最も弱く、組織と個人で同じ傾向が確認されました。
回答者の60.1%にあたる772名中464名は、生成AIを「触っただけ」の段階で停滞していました。
AI活用や推進に予算がある企業では活用度が高い傾向があり、個人スコアの中央値は予算あり群が61.6、予算なし群が49.7でした。
x3d株式会社は、診断結果を踏まえ、社内ルールや成功事例の共有場所を整えたうえで、対象を分けた実務研修を行う流れを提案しています。

記事のポイント

  1. インフラが最低スコア: 社内ルール、予算、成功事例の共有を含むインフラが54.1点で、意欲やスキルを下回りました。
  2. 予算と活用度の関係: 予算あり群となし群で個人スコアの中央値に11.9点の差がありましたが、因果関係は断定していません。
  3. 推進役の条件: 活用度と周囲に広げる姿勢がともに60点以上の人は、687名中233名(33.9%)でした。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する企業: 研修の追加を急ぐ前に、ルール・予算・成功事例の共有を整える順序が有力です。自社の弱点を3軸で確認し、再診断まで含む改善計画が求められそうです。
  • 人事・DX担当: 推進役をスキル上位者だけで選ぶと、周囲への展開が滞る可能性があります。活用度と伝播意欲を分けて見極め、候補者ごとに育成方法を変える必要がありそうです。
  • AI支援事業者: 研修提供者には、操作教育だけでなく社内ルールや共有基盤の整備まで支援範囲を広げる余地があります。診断、環境整備、実務研修、効果測定をつなぐ提案が比較されそうです。

このニュースの背景

生成AIを導入しても、一部の社員しか使わず業務の進め方が変わらないという課題が企業で生じています。
x3d株式会社は、生成AI活用力をマインド、スキル、インフラの3軸で捉え、個人と組織のAI活用力指数を算出しています。
今回の分析は、2024年8月21日から2026年6月26日までに回答した471社、1,328名を対象にしています。
分析では、意欲やスキルよりも、社内ルール、予算、成功事例の共有など業務利用の土台に弱さが表れました。

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