SHIFTは9月2日、AIを使ってレガシーシステムの可視化からSAP刷新構想の策定までを支援するサービスの提供を始めました。
「SHIFT DQS for リバースエンジニアリング SAP S/4HANAオプション」は、現行システムの解析とSAP標準業務プロセスへのマッピングを行います。
従来6カ月から1年程度かかっていた構想策定を、最短2カ月に短縮するとしています。
記事の概要
新サービスは、既存システムのソースコードから仕様を可視化し、SAP標準業務プロセスのスコープアイテムへAIで自動マッピングします。
可視化には「SHIFT DQS for リバースエンジニアリング」を使い、外部仕様と内部仕様を46種類以上のドキュメントに出力します。
AIが作成したマッピング案は、SHIFTのSAPコンサルタントが業種や業務の文脈に沿って検証・再評価します。
業務プロセスは、標準対応、業務変革、拡張、廃止の4分類で整理し、SAP導入範囲や追加開発の要否を判断します。
SHIFTは、フルモジュール(FI/CO/SD/MM)をビッグバン導入する前提で、従来手法の平均約12カ月と最短想定約2カ月を比較しています。
システム規模や対象範囲によって期間は変動しますが、現行可視化・構想策定フェーズを最大1/6に短縮するとしています。
同社は2026年1月から同基盤を展開し、2026年7月時点で累計2億Stepのソースコードを解析しています。
SAP関連では、これまでに100社を超える企業を支援した実績があると説明しています。
記事のポイント
- ソースコードを直接解析: 古い仕様書や属人的なヒアリングに頼らず、稼働中のソースコードをAIで解析して現行仕様を可視化します。
- SAP標準へ自動マッピング: 機能情報を業務単位で整理し、SAP標準業務プロセスのスコープアイテムへAIで紐付けます。
- 4分類で業務を判断: 標準対応、業務変革、拡張、廃止に業務を分類し、追加開発や導入範囲の判断を支援します。
このニュースがもたらす影響
- SAP刷新企業: 導入を検討する企業は、現行機能を残すか標準化・廃止するかを、ソースコードと業務データに基づいて早期に決める進め方を取りやすくなります。
- SAP支援会社: 上流工程の価値が、長時間の現行調査そのものから、AIの分析結果を業種・業務に即して検証し、導入方針へ落とし込む力へ移る可能性があります。
- レガシー保有企業: 古い仕様書や担当者の記憶が不足していても、刷新の初期判断に使える情報を整えやすくなり、SAP移行の着手時期を前倒しできる余地があります。
このニュースの背景
2027年のSAPサポート終了を控え、企業ではERPの新規導入やモダナイゼーションの検討が進んでいます。
一方、現行システムのブラックボックス化や、ヒアリング・資料解読に依存した調査が、SAP移行の上流工程を長期化させていました。
SHIFTは2026年1月からソースコードの可視化基盤を展開し、2026年7月時点で累計2億Stepを解析しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社SHIFTのプレスリリース(2026年9月2日 15時30分)AIを活用し、現行可視化からSAP刷新構想策定まで…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000018724.html