マッキンゼー・アンド・カンパニーは、汎用ロボット市場に関する最新インサイトを公開しました。
同市場は2025年の10億ドル未満から、2040年には約3,700億ドルへ拡大する見込みです。
日本企業には世界市場の30%にあたる約1,110億ドルの獲得機会があると分析しています。
一方で、AI・ソフトウェア・データを軸にした事業転換が課題になっています。
記事の概要
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、AIを搭載し、経験を通じて学習する汎用ロボットの市場分析をまとめました。
インサイトの名称は「汎用ロボットが切り拓く、日本の1,000億ドル市場」です。
世界の汎用ロボット市場は、2025年時点で10億ドル未満ですが、2040年には約3,700億ドルへ拡大する見込みです。
経済産業省は、2040年までに日本企業が世界市場の30%、約1,110億ドルを獲得する目標を掲げています。
一方、日本の製造業におけるロボット密度は、2009年の世界1位から2024年には5位へ後退しました。
2024年のロボット密度は、日本の446台に対し、韓国は1,220台、シンガポールは818台、中国は567台、ドイツは449台です。
日本の強みとして精密工学やメカトロニクスを挙げる一方、AI、ソフトウェア、データ、人材、資本配分、展開スピードを課題としています。
日本企業には、運用データを学習と性能改善へ戻すデータフライホイールの構築や、RaaSなどへの収益モデル転換が求められます。
記事のポイント
- 市場は2040年に拡大: 汎用ロボット市場は2040年に約3,700億ドルへ拡大し、従来型市場を上回る成長が見込まれます。
- 日本の優位性が後退: 日本のロボット密度は2009年の世界1位から2024年に5位へ後退し、競争力の転換が必要です。
- 売り切り型から転換: OEMには統合ソフトウェア基盤やOTA更新、RaaSなど、継続的に収益を得る仕組みが求められます。
このニュースがもたらす影響
- ロボット導入企業: 汎用ロボットの導入を検討する企業は、機器の性能や購入価格だけでなく、運用データを改善に戻す体制や継続収益型の契約を含めて、自社業務への効果を早期に見極める必要がありそうです。
- ロボットOEM: ロボットOEMは、精度や耐久性だけで競うのではなく、統合ソフトウェア基盤やOTA更新、群管理まで含む運用価値をどこまで継続的に提供できるかが、比較の軸になる可能性があります。
- 部品メーカー: 部品メーカーにとっては、単品供給を続けるだけではなく、演算・センサー・安全機能などを組み合わせたモジュールとして提案し、顧客の統合作業を減らせるかが新たな商機を左右しそうです。
このニュースの背景
従来型の専用機を中心としてきたロボティクス市場で、AI・ソフトウェア・データを競争力の源泉とする汎用ロボットへの移行が進もうとしています。
汎用ロボット市場は2025年時点では10億ドル未満ですが、2040年には約3,700億ドルへ拡大する見込みで、従来型市場を上回る成長領域になるとみられます。
日本は精密工学やメカトロニクスに強みを持つ一方、製造業のロボット密度は2009年の世界1位から2024年には5位へ後退しています。
このため日本企業には、ハードウェアの蓄積をAI・ソフトウェア・データ、そして実環境への展開力へ結び付ける事業転換が求められています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
マッキンゼー・アンド・カンパニージャパンのプレスリリース(2026年8月13日 14時11分)ロボット大国・日本、次の主…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000094688.html