旭光電機は、大丸神戸店と周辺エリアで実施した人流解析の実証結果を報告しました。
既存カメラの映像をAIで解析し、入店者数や地点間を移動する人物を検出しました。
現場条件に合わせた設定調整に生成AIを活用し、人数カウントの一致度が改善しました。
商業施設の来店傾向や混雑対策に役立つデータ活用を目指します。
記事の概要
実証は、大丸神戸店と周辺エリアで実施されました。
既存カメラの映像から、イベント会場方面から店舗へ向かう人の流れを解析しました。
人の目で確認した入店者は222人で、設定調整後にAIが抽出した人数は196人でした。
映像ごとの人数を比較した一致度は、調整前の31.5%から71.2%に改善しました。
異なる2地点のカメラ映像から、地点間を移動する人物を32件検出しました。
検出結果を目視で確認したところ、明らかな誤判定は1件でした。
人物の移動検出では、事前登録やスマートフォン、ビーコンを使用していません。
今後は通常日とイベント開催日の比較や、施設運営に必要な指標の整理を進めます。
記事のポイント
- 入店者数の一致度: 入口や柱による死角、歩行方向を踏まえて設定を調整し、一致度を31.5%から71.2%へ改善しました。
- 地点間の移動検出: 異なる2地点の既存カメラ映像をAIで解析し、人物の特徴と移動時間から32件を検出しました。
- 生成AIで設定調整: 現場ごとに異なる入口や障害物などの条件を反映する設定作業に、生成AIを活用しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 新たな機器を追加せず人流を把握できる可能性がある一方、導入前にカメラごとの死角や歩行条件を確認し、目視との比較方法を決める必要があります。
- 同業のサービス提供者: 競争軸は検出モデルの性能だけでなく、柱や滞留など現場固有の条件を設定へ反映する作業と、その省力化にも広がる可能性があります。
- 商業施設の運営者: イベントの集客効果や来店後の回遊を評価するには、通常日との比較や時間帯・方向別の指標を先に定め、施策判断へ結び付ける設計が求められそうです。
このニュースの背景
商業施設では、入口の柱による死角や通行者の滞留などが、既存カメラによる人数計測の精度に影響します。
イベントが周辺店舗への来店や回遊に与える効果を把握するには、人数だけでなく、来訪方向や地点間の移動も継続して捉える必要があります。
今回の実証では、現場条件を設定に反映することで精度が改善することが示され、今後は通常日とイベント開催日の比較や、運営に必要な指標の整理へ検証の焦点が移ります。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
旭光電機株式会社のプレスリリース(2026年11月5日 09時00分)「次世代エントランス監視システム」大丸神戸店での実…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000148560.html