Crabgrassは10月23日、日本株の決算・株価・適時開示を提供する金融データAPI「ZENITH Code」を公開しました。
決算書の全科目を原本の構造で返す機能と、約4,700通りのXBRLタグを308項目にそろえる機能を備えます。
ClaudeやChatGPTなどのAIからは、MCPを通じて出典付きのデータを利用できます。
記事の概要
ZENITH Codeは、TDnetの決算短信とEDINETの有価証券報告書を解析して提供します。
決算書の科目・階層・並び順を維持した「決算書のまま」と、標準化した「標準」、軽量な「Short版」を用意します。
名寄せした標準のキーから、比較した数値の元となる決算書の行へたどれます。
対象は上場株4,014銘柄にETF・REITを加えた4,568銘柄です。
2010年からの株価日足、PER・PBRなどの評価指標、TDnetの適時開示や原本PDFも一つのAPIキーで扱えます。
財務の行の99.9%に原本へたどれる出典を付け、全銘柄に179項目の品質検査を毎営業日実施します。
MCPでは72の読み取り専用ツールを利用でき、Claude CodeやCursor、VS Codeなどにも接続できます。
料金はFree、Pro、Business、Enterpriseの4プランで、Freeは月5,000トークンまで利用できます。
記事のポイント
- 2つの決算データ形式: 原本の科目や階層を残す形式と、308項目に標準化した形式を同じキーで連携できます。
- 株価・開示も統合: 決算に加えて2010年からの株価日足、評価指標、TDnetやEDINETの開示を提供します。
- AIから出典付き利用: MCPの72ツールを使い、ClaudeやChatGPTから財務・株価・開示を参照できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 財務比較と原本確認を別々のデータ基盤で組む必要が薄れ、まず標準形式で分析し、必要な案件だけ原本構造へ戻る設計を検討しやすくなります。
- 同業サービス提供者: 比較可能性だけでなく出典への追跡や訂正対応まで問われるため、収録範囲に加え、標準化と原本の接続をどう検証可能にするかが競争軸になりそうです。
- AI活用企業: MCPでAIに財務情報を読ませる際、回答の出典確認を業務手順に組み込みやすくなります。自動生成の結論だけでなく、参照元まで確認する運用が求められそうです。
このニュースの背景
日本株データは、決算短信と有価証券報告書に分かれ、株価や適時開示も別に集める必要がありました。
XBRLタグは約4,700通りあり、横比較のために標準化すると、会社独自の科目や表の階層が失われる課題がありました。
ZENITH Codeは、StockClubで蓄積した名寄せ対応表を基盤に、標準化したデータと原本構造を同じキーで扱えるようにしています。
関連するニュース
- KivaはSamurai Appで領収書の仕分けと承認者確認を下書きします。
- Autechは、freee連携で非上場株式の算定からレポート作成まで支援する税理士向けクラウドを提供開始しました。
- 4649株式会社は、EPコンサルティングサービスの月次記帳下書きを約95%短縮しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Crabgrassのプレスリリース(2026年10月23日 20時10分)日本株の決算を「決算書のまま」全科目で…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000167234.html