Autechは9月28日、税理士・会計事務所向けの「AI株価算定ツール」を提供開始しました。
freee会計と連携し、非上場株式の評価に必要なデータ取得から算定、未来シミュレーションまでを支援します。
フリープランから利用でき、決算報告や事業承継の説明に使える速報値とレポートを作成できます。
記事の概要
本サービスは、非上場の株式会社・有限会社における普通株式の評価を対象としています。
類似業種比準方式と純資産価額方式に基づき、株主判定や会社区分の確認から算定までを進めます。
freeeから財務・人事データを取得し、Excelや手計算による転記作業の削減を図ります。
顧問先向けには、決算日の株価と将来の見通しをまとめた「株価診断レポート」をPDFで出力できます。
簡易版では最小限の確認で概算を作成し、詳細版では科目や簿外資産負債などの時価を確認できます。
株価の計算は評価通達に沿ったルールベースで行い、生成AIはレポート説明文の原案補助にのみ使用します。
料金は簡易版のフリープランが年間0〜20社で月額0円、詳細版は1社あたり税抜3,000円です。
今後はfreee申告の法人税APIに対応し、申告書の確定値を活用して手入力を減らす予定です。
記事のポイント
- freee連携で算定を効率化: freeeの財務・人事データを取得し、株主判定から未来シミュレーションまで一連で進められます。
- 生成AIは計算に不使用: 計算は評価通達に沿うルールベースで実施し、生成AIは説明文の原案補助に限定しています。
- 無料プランから利用可能: 簡易版は年間20社まで月額0円で使え、詳細版は1社あたり税抜3,000円で利用できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討事務所: freeeの財務・人事データを起点に、担当者ごとのExcel運用をそろえやすくなります。まず簡易版で顧問先を広く確認し、必要な案件だけ詳細化する運用が考えられます。
- 同業サービス提供者: 計算をルールベース、生成AIを説明文に限定した構成は、税務分野での検証可能性を重視する設計です。今後は連携範囲や根拠説明の充実が比較軸になりそうです。
- 非上場企業の経営者: 決算時点の株価だけでなく将来シミュレーションも面談資料にできるため、事業承継の検討を株価の把握から始めやすくなる可能性があります。
このニュースの背景
国税庁は9月16日、取引相場のない株式の評価方式の見直しに関する有識者会議の資料を公表しました。
同日、経済産業省・中小企業庁も、一部企業で評価額が大幅に増大し、事業承継に影響する恐れを指摘しました。
制度の行方が議論される一方、税理士・会計事務所には、現行ルールに基づく株価の把握や承継に向けた説明を、短期間で再現可能に行うことが求められています。
関連するニュース
- アルファ・ゴリラが中古車流通向けに、AIで車両別粗利を即時集計するサービスを提供開始しました。
- オープン株式会社は、AIで与信情報を分析し評価根拠まで示すサービスの単独版を1件500円から提供します。
- Iteraは「LLMOチェキ」に、AI検索経由の成果を金額換算するROI機能を追加しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Autech株式会社のプレスリリース(2026年9月28日 11時50分)税理士・会計事務所向けクラウドサービス「AI株…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000190917.html