シード・プランニングは、病院と診療所を対象に電子カルテの利用実態や今後のニーズを調査しました。
次回更新時にAI機能の充実度を重視する割合は、病院が47.8%、診療所が14.3%でした。
クラウド化を検討する割合は病院69.0%、診療所66.3%でしたが、障害やサイバー攻撃への不安も上位となりました。
記事の概要
調査は2026年6月にWebアンケートで実施され、病院119件、診療所102件の計221件を集計しました。
病院が次回更新時に重視する項目は、初期費用・ランニングコストの低さが60.2%で最多でした。
病院では操作性・画面の見やすさが52.2%、セキュリティ対策の堅牢さが50.4%、AI機能の充実度が47.8%でした。
診療所では初期費用・ランニングコストの低さが62.3%で最多となり、AI機能の充実度は14.3%でした。
診療所では導入後・障害発生時のサポート体制の充実度が42.9%、操作性・画面の見やすさが40.3%でした。
AIの用途では、病院と診療所の双方で紹介状や診断書などの文書作成支援への期待が高まりました。
クラウド化の不安は、病院では障害時に利用できないが67.3%、サイバー攻撃・情報漏洩が66.4%でした。
診療所でも同じ項目が64.9%、55.8%となり、安定運用や情報保護が共通の課題となりました。
記事のポイント
- 病院はAI機能を重視: 病院では電子カルテ更新時のAI機能の充実度が47.8%となり、具体的な選定項目になりつつあります。
- 診療所は費用を優先: 診療所ではAI機能の充実度が14.3%にとどまり、費用やサポート、操作性を重視する傾向がみられました。
- クラウド化に課題: クラウド化の検討意向は高い一方、障害時の利用継続やサイバー攻撃、情報漏洩への不安が上位となりました。
このニュースがもたらす影響
- 病院のIT担当者: 次回の電子カルテ選定では、AIによる文書作成支援などの機能を候補に含めつつ、障害時の診療継続性や情報保護まで一体で評価する必要が高まりそうです。
- 電子カルテ提供者: 病院向けにはAI機能の拡充だけでなく、クラウド障害時の継続利用やサイバー攻撃への対策を選定時に説明できる提供設計が求められそうです。
- 診療所の経営者: AI機能を前面に出すより、費用、操作性、導入後のサポートを軸に、文書作成支援が日常業務の負担軽減に見合うかを見極めることになりそうです。
このニュースの背景
医療DXの進展や医療従事者不足を背景に、電子カルテには記録・オーダーだけでなく、文書作成の効率化や情報連携、データ活用も求められています。
生成AIやクラウド型電子カルテへの関心が高まる一方、これらが実際の製品選定にどの程度影響するかは明らかではありませんでした。
今回の調査は、病院119件、診療所102件の計221件を対象に、AI機能への期待やクラウド化の意向、不安を施設種別ごとに確認したものです。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社シード・プランニングのプレスリリース(2026年9月29日 13時30分)電子カルテの最新動向を調査、更新時にA…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000109717.html