BAKUTANとレゾナック・ホールディングスは、組織と人の「コンテキスト」を定性データから可視化する共同研究に着手しました。
人事AIプラットフォーム「BAKUTAN OS」を使い、面談記録や人事ヒアリングなどを分析します。
スキルや経歴だけでは捉えにくい価値観や意思決定の特性を、人材配置や育成支援に生かす考えです。
記事の概要
共同研究では、定量・定性データを結びつけるHRデータオントロジーを中核に据えます。
面談記録、人事ヒアリング、ビジネスシミュレーションなどの定性データを「BAKUTAN OS」上でつなぎます。
個人が重視する価値観や判断特性に加え、組織の価値観や意思決定の様式を分析します。
両社は、個人と組織のメンタルモデルを理解する技術を研究開発し、人材の異動・活躍・育成支援への活用を検証します。
活躍人材に共通する特性の可視化や、異動・配置後に活躍状態へ至るまでのリードタイム短縮を目指します。
WillやCanに加えて意思決定のあり方などを踏まえた、深層的なマッチングの実現も見据えます。
共同研究は従業員のプライバシー保護に配慮しながら、段階的に検証を進めます。
BAKUTANは研究で得た知見を「BAKUTAN OS」に還元し、組織と人のコンテキストを理解する基盤として磨きます。
記事のポイント
- 定性データを人事分析に活用: 面談記録や人事ヒアリングなど形式が定まらない情報を、HRデータオントロジーで既存の人事データと結びつけます。
- 価値観や判断特性を分析: スキルや経歴だけでなく、個人と組織の価値観や意思決定の様式を捉え、メンタルモデルの理解を目指します。
- 配置・育成への応用を検証: 活躍人材の特性可視化や配置後の活躍までの期間短縮、個人と組織の深層的なマッチングを検証します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 面談記録などを配置・育成の判断材料に加えることで、スキルや経歴だけでは見えない適性を捉える人事設計が求められそうです。プライバシー保護と現場の納得を両立する運用も検討課題になります。
- HRサービス提供者: 定量データに定性情報を重ね、個人と組織の価値観や判断特性まで扱う機能が、タレントマネジメントの差別化要素になる可能性があります。データを意味づける基盤の重要性も高まりそうです。
- 人事部門・現場管理職: 配置後の活躍までの過程を、本人の意向や能力だけでなく意思決定の特徴と組織との関係から見直す契機になります。AIの分析結果を育成や対話にどうつなげるかが問われそうです。
このニュースの背景
従来の人材配置・登用・育成では、等級や評価、経歴、スキルといった記録データが主な判断材料でした。
一方、価値観や判断の背景は面談記録や人事ヒアリングなどに表れるものの、形式が定まらず、タレントマネジメントで扱いにくい状況でした。
AI技術の進展により、こうした定性データから文脈を読み取ることが技術的に可能になりつつあります。
今回の研究は既存の人事データ活用を置き換えるのではなく、そこに個人と組織のコンテキストを重ね、マッチングの精度や活躍までの速度を高める方向で進められます。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
BAKUTAN株式会社のプレスリリース(2026年9月29日 10時10分)BAKUTAN、レゾナックと共創し、組織と人…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000154056.html