ストックマークは、製造業の役職者208名と実務者384名を対象に、生成AIの活用実態を調査しました。
役職者の84.1%が生成AIへの印象の変化を実感する一方、実務者の73.2%は頼みたいのに頼めていない業務があると回答しました。
社内システムとの非連携やセキュリティ制約など、会社が用意した環境が活用の壁になっています。
記事の概要
調査は、大手製造業で生成AIの導入・推進・活用に関わる役職者208名と実務者384名を対象に実施されました。
役職者向け調査は2026年6月10日から16日まで、実務者向け調査は2026年7月17日から28日まで行われました。
生成AIの活用に必要な要件として、自社独自のデータ・ナレッジの整備を役職者の59.6%、実務者の56.2%が挙げました。
AI活用を前提とした業務の再設計も、役職者の57.2%、実務者の52.9%が必要な要件として選びました。
役職者の84.1%は、生成AIへの印象がポジティブな方向に変化したと回答しました。
一方、実務者が頼みたい業務を頼めない理由は、社内システムや他ツールとの非連携が44.5%で最多でした。
重要情報を入力できないセキュリティ上の制約と期待通りの回答が得られないことは、それぞれ37.7%でした。
業務スピードや生産性の改善を実感する回答は、役職者で71.2%、実務者で64.1%でした。
記事のポイント
- 活用を阻む環境の壁: 実務者の73.2%に頼みたいのに頼めない業務があり、非連携やセキュリティ制約が主な理由になっています。
- 課題認識は一致: 自社データの整備と業務プロセスの再設計は、役職者と実務者が共通して重視する課題になっています。
- 推進と現場に距離: 理想とのギャップを感じる実務者では、導入後の活用方法に関するサポート不足が52.8%で最多でした。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 役職者の手応えだけで導入効果を判断せず、実務者が使えない業務を洗い出し、非連携・入力制約・回答品質を解く環境整備を導入計画に組み込む必要がありそうです。
- AI支援事業者: 自社データの整備や業務再設計に加え、導入後の活用サポートまで提供できるかが、製造業の現場定着を左右する差別化要素になる可能性があります。
- 製造現場の管理者: 現場の要望をリテラシー不足として扱うのではなく、既存システムとの接続や入力可能な情報の範囲を確認し、使えない業務を改善テーマとして整理することが求められそうです。
このニュースの背景
製造業では、労働人口の減少や技能伝承の危機を背景に、生成AIの業務実装への期待が高まっています。
一方で、データが整備されていないことや、現場への定着、具体的な成果につながらないことが課題になっています。
今回の調査では、役職者と実務者が自社データの整備や業務の再設計を共通課題と捉える一方、現場では社内システムとの非連携やセキュリティ制約が活用を妨げている状況が示されました。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ストックマーク株式会社のプレスリリース(2026年9月18日 11時00分)【製造業役職者・実務者における生成AI活用実…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000429.000024407.html