テックタッチは、従業員1,000名以上の企業における生成AIの業務定着を調査しました。
最も定着している業務でも、71.5%が業務システムとは別の画面で生成AIを利用していました。
一方、業務システム内でそのまま使えている割合は20.6%にとどまりました。
記事の概要
調査は、従業員1,000名以上の企業で生成AIの活用・推進に携わる責任者・担当者319名を対象に、2026年7月28日から29日まで実施されました。
生成AIを実際に使っている業務は、「情報収集・調べもの」が83.7%で最多となり、「文書・資料の作成・編集」が81.8%、「データの集計・分析」が75.9%で続きました。
最も定着している業務は「文書・資料の作成・編集」が39.0%、「情報収集・調べもの」が23.9%となり、2業務で6割超を占めました。
その業務での利用形態は、「業務システムとは別画面の社内ツール・専用AI環境」が41.1%でした。
「ChatGPTなどの外部AI画面を開き、手作業でコピペしている」は30.4%で、両者を合わせた別画面・コピペ運用は71.5%でした。
業務システム内でコピペせずに使えている割合は20.6%で、AIが裏側に組み込まれ利用者が意識せず使う割合は7.6%でした。
生成AIで「現場が前向きに使えている」との回答は61.4%でしたが、「業務システム内でそのまま使えている」は24.1%で最も低い結果でした。
今後重視したい取り組みでは、「いつもの業務システムの中でAIを使えるようにする」が48.0%で最多となりました。
記事のポイント
- 定着業務は汎用用途に集中: 最も定着している業務は文書作成・編集と情報収集で、チャット画面で完結しやすい用途に集中しています。
- 習熟度の差が課題: 生成AI活用の課題は「使い方の理解や習熟度に差がある」が48.3%で最多となり、セキュリティ不安も33.5%に達しています。
- 次の焦点は業務組み込み: 今後重視したい取り組みは、業務システム内でのAI利用が48.0%で最多となり、業務プロセスの再設計も課題になっています。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 新たなAI画面を追加するだけでは利用の広がりが定着や成果に結びつきにくいため、既存システムへの組み込みと業務手順の見直しを一体で設計する必要がありそうです。
- AIサービス提供者: 単独のチャット環境としての使いやすさだけでなく、企業の既存システムと接続し、情報管理や利用状況の把握まで支援できるかが、選ばれる条件になっていく可能性があります。
- DX・情シス部門: 現場の習熟度や利用効果にばらつきがあるなか、導入推進を担う部門には、利用部門と業務単位で活用方法を定め、成果を測定しながら改善する役割が求められそうです。
このニュースの背景
大企業では生成AIの利用範囲が情報収集や文書作成などの汎用業務を中心に広がっています。
一方で、最も定着している業務でも業務システムとは別の画面を使う運用が多く、システム内への組み込みには差が残っています。
習熟度の差やセキュリティへの不安も活用上の課題として挙がっており、利用を広げるだけでなく、業務プロセスに無理なく組み込む段階へ移る必要が生じています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
テックタッチ株式会社のプレスリリース(2026年8月27日 11時00分)【大企業における生成AI「業務定着」実態調査】…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000449.000048939.html