エクサフォースは9月15日、AIエージェントと関連アプリケーションの動作を可視化・制御する「Exaforce AI Security」の一般提供を始めました。
同機能は、ID、エンドポイント、クラウド、コードなどの既存データを関連付け、AI利用に伴うリスクや脅威を検知します。
新たなエンドポイントエージェントやブラウザー拡張機能を追加せず、脅威となるエージェントを停止できる点が特徴です。
記事の概要
Exaforce AI Securityは、エクサフォースのAgentic SOCプラットフォームに加わる新機能です。
企業アカウントに接続されたAIアプリケーションや、Claude Code、Cursor、カスタムGPT、MCPサーバーなどを継続的に把握します。
各エージェントを利用者、デバイス、権限、実行操作と関連付け、個人利用と業務利用の分類も支援します。
エージェントやMCPサーバー、スキル、プラグインのリスクをスコア化し、推奨する是正策を提示します。
OpenAI、Gemini、Microsoft Copilotに加え、OAuthで接続されたAIアプリケーションやエンドポイントにも対応します。
脅威を検知した場合は、セッションの失効やAPIキーの無効化、端末の隔離、エージェントのプロセス終了を実行できます。
Exaforce AI Securityは2026年9月15日から一般提供され、自社運用とエクサフォースMDRの双方で利用できます。
記事のポイント
- 利用状況を横断把握: AIアプリケーションやMCPサーバーを利用者や権限と関連付け、追加エージェントなしで一覧化できます。
- 脅威を検知して封じ込め: AIの操作やプロンプトを周辺データと分析し、APIキー無効化や端末隔離などを実行できます。
- トークン使用量も監視: ユーザー別のAIモデルのトークン使用量を可視化し、異常な増大や悪用の把握を支援します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AIの利用申請や権限設計だけでなく、利用者・端末・操作を結び付けて監視し、異常時にどこまで自動停止するかを運用ルールとして先に決める必要が生じます。既存データで始められるため、新規エージェントの追加負担も導入判断の比較軸になりそうです。
- セキュリティ事業者: AIアプリ単体のログ監視にとどまらず、ID、エンドポイント、クラウド、コードを横断した検知と、キー無効化や端末隔離までの対応力が競争軸になりそうです。既存のSOC製品やMDRも、AIの操作を人の操作と区別して扱う設計を求められる可能性があります。
- SOC運用チーム: 個々には正当に見える操作でも一連の挙動で脅威を判断する前提になるため、AIエージェントを通常のセキュリティ運用に組み込む必要があります。自律対応を承認制から完全自動まで段階化し、誤停止時の責任分担を詰めることが課題になりそうです。
このニュースの背景
AIアプリやエージェントは、サービス提供者の環境、従業員の端末、コードリポジトリ内のスキル、端末上のMCPサーバーなどに分散して存在しています。
従業員だけでなくエージェント自身も新たなアプリケーションを導入できるため、利用状況の把握が難しくなっています。
これらはユーザーのIDやOAuthトークンを使って動作するため、通常の監査ログだけでは人とエージェントの操作を判別しにくい状況です。
記事では、AIアプリケーションの侵害やOAuthトークンの悪用、開発者向けAIコーディングエージェントが攻撃に利用された事例も示されています。
関連するニュース
- Exa Enterprise AIが、生成AIのスキルとマインドを測る企業向けテストを始めました。
- ゼットスケーラーは、AIエージェントで検知から脅威封じ込めまでを自動化する「Zscaler Agentic SOC」をグローバルで提供開始しました。
- エフサステクノロジーズとNTT西日本が、純国産LLMを使うオンプレミス生成AI基盤の動作検証を完了しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Exaforce株式会社のプレスリリース(2026年9月16日 09時00分)エクサフォース、SOCの枠を超えてAIセキ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000189524.html