双日テックイノベーションは、従業員数1,000名以上の企業を対象にした生成AIのPoC後の定着状況調査を公開しました。
全社的に活用が定着しているとの回答は50.5%で、約半数は全社展開に至っていませんでした。
定着を阻む要因では、AIと社内情報・データの未接続が52.7%で最多となりました。
記事の概要
調査は2026年7月31日から8月3日まで、全国の企業を対象に実施されました。
対象は、従業員数1,000名以上の企業で生成AIの導入・活用を推進し、自社でPoCを実施した経験がある人です。
有効回答数は111名で、IDEATECHの「リサピー(R)」によるインターネット調査です。
PoC後に「全社的に活用が定着している」と回答した人は50.5%でした。
「複数部門に広がっているが定着には至っていない」は37.8%、「一部の部門・チームでの利用にとどまっている」は10.8%でした。
本格展開や定着に至らない理由は、「AIが社内の情報・データと接続されていないから」が52.7%で最多でした。
生成AIの導入効果を定量的に測定できている人は36.0%で、53.2%は部分的・定性的に把握していました。
記事のポイント
- 全社定着は50.5%: PoC後に生成AIの全社的な活用が定着したとの回答は50.5%で、37.8%は複数部門に広がった段階でした。
- 未接続が最大の課題: 本格展開を阻む理由では、AIと社内情報・データが接続されていないことが52.7%で最多となりました。
- 効果測定にも課題: 導入効果を定量的に測定できている回答は36.0%にとどまり、53.2%は部分的・定性的な把握でした。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: PoCの継続判断では、モデルの性能検証だけでなく、社内情報・データへの接続方法と業務別の効果指標を、全社展開前から設計する必要がありそうです。
- AI支援事業者: 未接続が定着を阻む最多要因だったことから、今後は生成AI単体の提供より、企業内データとの連携や業務実装、効果測定まで含む提案が求められそうです。
- 経営・DX部門: 定量的に効果を測定できている回答が36.0%にとどまるため、部門ごとの利用拡大を全社投資につなげるには、共通のKPIと評価の仕組みが必要になりそうです。
このニュースの背景
企業で生成AIの導入・検証が進む一方、PoCを本番導入や全社活用につなげる段階では、社内情報・データとの接続が課題になっています。
調査では、導入効果を定量的に測定できている回答が36.0%にとどまり、効果を評価する方法も十分に整っていない状況が示されています。
そのため、生成AIの性能だけでなく、社内データ、業務フロー、効果測定を組み合わせた運用設計が、定着に向けた論点になっています。
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双日テックイノベーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:金武 達彦、略称:STech I[エス・テ…
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