Dynatrace、AI時代のログ管理課題を450人調査で可視化

Dynatraceは6月17日、世界のシニアテクノロジーリーダー450名を対象にした「2026年版ログ管理レポート」を発表しました。
調査では、AIワークロードの拡大により、過去12カ月間でログデータ量が93%増加したことが明らかになりました。
組織は平均7種類のツールを使い、ログデータの平均86%を除外しながら管理しています。

記事の概要

調査はDynatraceの委託を受けたColeman Parkesが、2026年1月と2月に実施しました。
対象は、年間売上高7億5,000万米ドル以上の組織でログ管理を担うシニアリーダーと意思決定者です。
回答者の80%は、ログやテレメトリを実行可能なインサイトに変換する作業が、顧客体験に悪影響を与え、AI施策を遅らせていると回答しました。
ログ管理ソリューションへの年間支出は、世界平均で約250万米ドルでした。
約4分の3の回答者は、AIワークロードにはプラットフォーム型のログ管理が必要だと回答しました。
また、81%は、リアルタイム分析にはログの取り込みと処理がオープンかつ自動化されている必要があると回答しました。
APACでは150名が回答し、ログ管理への年間支出は平均261万米ドルでした。
APAC企業の74%はコストがメリットを上回ると感じ、67%はコスト抑制のため保存期間を制限していました。

記事のポイント

  1. ログ量が93%増加: AIワークロードの拡大を背景に、過去12カ月間でログデータ量が93%増え、従来型ツールの運用負荷が高まっています。
  2. 平均7種類のツール: 組織はログやテレメトリの管理に平均7種類のツールを使い、システム横断の分析を手作業で進めています。
  3. APACの費用負担: APACのログ管理費用は年間平均261万米ドルで、世界平均の250万米ドルを上回っています。

このニュースがもたらす影響

  • 導入検討企業: ログの86%を除外し、7種類のツールを使う現状では、AIの本番化に向けて保存範囲や分析基盤を見直す優先度が高まりそうです。
  • サービス提供者: プラットフォーム型やオープンな自動処理を求める声を踏まえ、個別機能の性能だけでなく、異なるテレメトリを横断できる連携性が選定基準になる可能性があります。
  • IT運用責任者: APACでは年間261万米ドルを投じても74%が費用超過を感じているため、保存期間の短縮だけでなく、可視性を保ちながら総コストを抑える運用設計が求められそうです。

このニュースの背景

AIワークロードの拡大に伴い、ログデータ量が過去12カ月で93%増加しています。
一方で、組織は平均7種類のツールを使い、ログデータの平均86%を除外して管理しています。
ログやテレメトリを実行可能なインサイトへ変換する作業が、顧客体験やAI施策に影響していると回答した人は80%に上ります。
APACではログ管理への年間支出が世界平均を上回る一方、コストがメリットを上回ると感じる企業も74%あります。

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