株式会社United Vision & Companyと株式会社アイ・エス・ビーは、医療文書を構造化データへ変換する「Pubcare Pro AI-OCR機能」の商用提供を2026年8月28日に開始しました。
本機能は、紙やFAXで届く医療・介護文書から情報を抽出し、医療・介護従事者の確認・修正を経て患者情報として蓄積します。
蓄積した情報は、文書作成や多職種連携にも活用できます。
記事の概要
「Pubcare Pro AI-OCR機能」は、医療・介護情報連携プラットフォーム「Pubcare Pro」に追加された機能です。
診療情報提供書や処方箋、検査報告書に加え、在宅医療計画書や訪問看護・調剤報告書などを読み取れます。
発行元ごとに形式が異なる非定型帳票からも、必要な項目を自動で抽出・整理できます。
医療現場では従来、1文書の確認・入力に30分程度、内容によっては1時間程度かかるケースがありました。
本機能では、抽出結果を原本や「Pubcare Pro」の既存患者情報と照合し、差異を確認・修正して反映できます。
AI-OCRで取り込んだ情報は患者情報として蓄積され、新たな医療文書の作成にも利用できます。
本機能は、厚生労働省の医療情報システム安全管理ガイドラインなど、いわゆる「3省2ガイドライン」と経済産業省の「AI事業者ガイドライン」に準拠しています。
両社は95%以上の認識精度を安定して担保できるとし、商用提供を開始しました。
記事のポイント
- 紙・FAXの転記を削減: 医療文書の情報抽出を自動化し、電子カルテなどへの手入力や転記を、確認・修正中心の作業へ移行できます。
- 幅広い帳票に対応: 診療文書や処方箋、検査報告書、訪問看護関連書類など、非定型を含む多様な帳票を読み取れます。
- 患者情報を継続活用: 抽出した情報を患者単位で蓄積し、多職種連携や新たな医療文書の作成に活用できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する医療機関: 紙・FAXで届く文書が多い医療機関では、対象帳票と確認・修正にかかる時間を洗い出し、入力削減だけでなく患者情報を次の文書作成や連携に使う業務設計まで検討する必要がありそうです。
- 同領域のサービス提供者: 非定型帳票への対応、原本・既存患者情報との照合、確認後の蓄積までを一連で示したことで、同領域の提供者には認識精度だけでなく、現場の検証工程と継続利用の仕組みまで競争軸になる可能性があります。
- 医療連携の担当者: 標準化・電子共有を進める側にとって、紙やFAXを残したまま構造化データへ移す運用は、現場導入の入り口になり得ます。今後は帳票種別や抽出項目の拡張が、地域連携で使える範囲を左右しそうです。
このニュースの背景
国は全国医療情報プラットフォームの構築に向け、医療・介護分野で情報の標準化と電子的な共有を進めています。
一方、医療・介護現場では紙やFAXによる文書の受け渡しが続き、受領側には電子カルテや各種システムへの入力・転記作業が発生しています。
現場では、1文書の確認・入力に30分程度、内容によっては1時間程度かかるケースが確認されています。
こうした政策上の標準化と現場の手作業の差を埋めるため、既存の運用を生かしながら文書を構造化し、患者情報として継続活用する仕組みが求められています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社United Vision & Companyのプレスリリース(2026年8月28日 10時00分)株式会社Un…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000115560.html