IFSは8月26日、産業分野におけるデジタルワーカーの導入動向に関する調査結果を発表しました。
The Futurum Groupの調査では、産業分野の従事者が業務時間の41%を手作業による反復業務に費やしていることが明らかになりました。
今後12カ月間にデジタルワーカーへ投資する企業は、投資しない企業の2倍に達する見通しです。
記事の概要
調査では、意思決定者の77%が、チームに推進する余力がなく戦略的な取り組みを延期または見送った経験があると回答しました。
デジタルワーカーは、業務の監視、判断、実行を自律的に行い、人の判断が必要な場合だけ担当者に引き継ぐAIエージェントです。
1年以内に投資する可能性が高いと答えた意思決定者は66%でしたが、AIの完全な自律行動を信頼する人は5.7%にとどまりました。
大半の処理を自律的に実行するAIを運用している企業は10%で、導入はまだ初期段階です。
調査結果は、大量かつ定型的な業務をAIが担い、判断を人が行う「ヒューマン・イン・ザ・ループ」型の導入が求められていることを示しています。
IFS Loops Agentic Platformでは、エージェンティックAIによる処理の60%をエンドツーエンドで自動化するデジタルワーカーを作成・導入できます。
残る40%には人による確認と承認のチェックポイントを組み込めます。
製造業のKitron Groupは、2026年末までに発注業務向けデジタルワーカーを全13拠点へ展開する予定です。
記事のポイント
- 投資意向と信頼に差: 1年以内の投資意向は66%に達する一方、AIの完全な自律行動を信頼する意思決定者は5.7%にとどまります。
- 既存業務へ組み込み: Kitron Groupは既存ソフトウェアに発注業務のデジタルワーカーを組み込み、承認プロセスと制御ルールを維持します。
- 導入事例も進展: Ependionは10週間でSupply Order Managerを全社展開し、Kitron Groupも7カ月足らずで13拠点の稼働を見込みます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 投資判断では、完全自律化を目指すより、定型処理を自動化しつつ確認・承認を残す業務から始め、信頼性を段階的に検証する設計が求められそうです。
- 産業ソフト提供者: 既存システムに組み込んで制御ルールや承認手続きを維持できるかが、AIの性能だけでなく導入の速さや競争力を左右する可能性があります。
- 業務責任者: 反復業務に費やしていた時間を、例外対応や意思決定へ振り向けるには、人が介在する箇所とAIへ委ねる範囲を業務単位で定義する必要がありそうです。
このニュースの背景
産業分野では、従事者が業務時間の41%を手作業による反復業務に費やしており、遂行すべき業務量と処理能力の差が生じています。
意思決定者の77%は、チームに推進する余力がないため、戦略的な取り組みを延期または見送った経験があります。
一方、1年以内にデジタルワーカーへ投資する可能性が高い意思決定者は66%に達する一方、AIの完全な自律行動を信頼する人は5.7%にとどまっています。
そのため、定型業務をAIが担い、判断や承認を人が行う導入形態が重視されています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
IFSジャパン株式会社のプレスリリース(2026年8月27日 10時00分)IFS Loops、デジタルワーカーによる産…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000064235.html