日本ダイレクトマーケティング学会は、生成AIが消費者の購買行動に与える影響を調査しました。
生成AIの利用経験者では、商品やサービスの購買時に活用する人が約6割に上りました。
信頼度はSNSを上回りましたが、価格や仕様の誤りを経験した人もいました。
記事の概要
日本ダイレクトマーケティング学会は、生成AIの利用経験がある20~60代の男女を対象に調査しました。
調査では、生成AIが検索エンジンを補完・代替する情報収集手段になり始めていることが示されました。
日常的な購買行動で生成AIを活用した経験がある人は、全体で約6割に上りました。
年代別では、20代の約7割が活用する一方、50代から60代でも約4割が活用していました。
利用経験のある生成AIはChatGPT(OpenAI)が68.9%で最も多く、Gemini(Google)が52.3%、Copilot(Microsoft)が24.7%で続きました。
活用のメリットでは、「商品を探したり比較したりする時間を短縮できる」が59.1%で最多でした。
具体的な利用方法は、Googleの検索結果に表示される「AIによる概要」を参考にする人が46.1%で最多でした。
生成AIの活用後に減少したものは、検索エンジンでの検索回数が34.2%、Webサイトの回遊・閲覧時間が28.6%でした。
生成AIの情報を「信頼できる」とした人は33.4%で、SNSの19.1%を上回りました。
一方で、価格情報の誤りを経験した人は24.5%、商品の仕様や機能などの誤りを経験した人は20.5%でした。
今後の生成AIには、誤情報がなく信頼できる「正確な情報源」を求める回答が32.4%で最多でした。
調査結果は、企業に対してWebサイトやSNSに加え、生成AIが参照しやすい正確で最新の情報整備を促しています。
記事のポイント
- 若年層ほど購買で活用: 生成AIの購買時活用は20代で約7割に達し、50代から60代でも約4割が利用しています。
- ChatGPTが利用率首位: ChatGPTの利用率は68.9%で最も高く、Geminiは52.3%、Copilotは24.7%でした。
- 信頼度はSNSを上回る: 生成AIの信頼度は33.4%でSNSの19.1%を上回りましたが、誤情報への懸念もあります。
このニュースがもたらす影響
- 生成AI導入企業: 自社の商品情報が生成AIの回答に使われる可能性を踏まえ、価格・仕様・特典の更新手順と確認責任を整理する必要がありそうです。
- マーケター: 検索回数やWebサイト閲覧時間の減少を前提に、従来の流入量だけでなく、AI経由で比較・検討される場面で選ばれる情報設計を考える必要があります。
- 情報基盤担当者: 商品情報の誤りは信頼低下や購買判断の混乱につながる可能性があるため、生成AIに渡す情報の出所・更新日・正確性を管理する仕組みが重要になりそうです。
このニュースの背景
購買前の情報収集では、検索エンジンやWebサイトを巡る従来の行動に加え、生成AIを介して比較・判断する経路が広がりつつあります。
生成AIはSNSより信頼されている一方、価格や仕様の誤りも経験されており、利便性だけで購買情報源として定着する段階とは言い切れません。
消費者が生成AIに求める役割は、要約にとどまらず、正確な情報源や個別の購買相談先へ広がっています。
そのため企業には、検索流入を増やす施策だけでなく、生成AIが参照する情報の正確性と更新性を維持する取り組みが求められそうです。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
日本ダイレクトマーケティング学会のプレスリリース(2026年8月17日 13時00分)生成AIの信頼度、SNSを上回る。…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000186634.html