株式会社Yoiiは、NEDO採択の国家プロジェクトに研究参画します。
秘密計算の一つであるMPCを使い、企業が機密データを外部に開示せずLLMを活用できる基盤を研究します。
研究期間は2026年度から2028年度までの最大3年間で、金融分野での実証実験を目指します。
研究成果は段階的にオープンソースとして公開する方針です。
記事の概要
本研究は、CODASがNEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に採択されたことを受け、YoiiがCODASから研究委託を受託して始めるものです。
対象事業は「データの秘匿性を考慮した効率的なAI学習手法の開発」です。
MPCは、データを暗号学的に分割し、分割された状態で計算する秘密計算の方式です。
企業が顧客情報や取引履歴などを外部のAI基盤へ送信せず、LLMを利用できる仕組みの構築を目指します。
背景には、生成AIの活用に伴う情報漏えいやデータプライバシーのリスクを、国内企業の約7割が懸念しているというJUAS「企業IT動向調査報告書2025」の調査結果があります。
Yoiiは2024年と2025年にEthereum Foundationのエコシステム・サポート・プログラムで採択され、ゼロ知識証明と秘密計算を組み合わせた「zk-mpc」を研究してきました。
2026年4月には、信頼できる第三者なしで不完全情報ゲームを進行できる「トラストレス人狼」をEthereumテストネット上で公開しました。
今回の研究では、金融機関などと連携し、リスク審査・不正検知・コンプライアンス審査での実証に取り組む方針です。
記事のポイント
- MPCで機密データを保護: 企業のデータを暗号学的に分割し、秘匿したまま計算するMPCでLLM活用を目指します。
- 金融分野で実証: 研究では金融分野の実データを使い、リスク審査や不正検知などでの実証を予定しています。
- 暗号技術を応用: YoiiはEthereum関連で培ったゼロ知識証明と秘密計算の技術を応用します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Yoiiのプレスリリース(2026年8月4日 10時30分)Yoii、NEDO採択の国家プロジェクトに研究参画 …
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000078333.html