Thomson Reutersの「2026 Future of Professionals Report」によると、従業員の91%が自社はAIの価値を十分に引き出せていないと回答しました。
複数分野のプロフェッショナル1800人を対象にした世界調査で、AIへの意欲と活用実態のギャップが示されました。
同社は、明確な成果やユースケースを定めずにAIツールを導入する「ツールの大量導入」を課題として挙げています。
記事の概要
調査は、Thomson Reutersが発表した「2026 Future of Professionals Report」に基づいています。
複数分野のプロフェッショナル1800人を対象に、AIの活用状況などを調べました。
従業員の91%は、自社が人工知能(AI)のもたらす価値を十分に引き出せていないと回答しました。
COOのKirsty Roth氏は、企業が明確なビジネス成果を想定せず、幅広いAIサービスを導入する状況を「ツールの大量導入」と説明しています。
同氏によると、利用すべきツールが明確でない場合、従業員が改善を実感しにくく、ソフトウェアコストも上昇する可能性があります。
生成AIやエージェント型AIで先行する企業は、探索段階から実用的なサービスへ移行し、業務プロセスも新しいツールに合わせて変えているといいます。
Thomson Reutersでは、エンジニアリング、カスタマーサポートとカスタマーサクセス、マーケティング、編集とコンテンツ運用、中核技術の運用という5分野に重点を置いています。
記事のポイント
- 活用実態に大きな差: 調査対象の91%が、自社はAIの価値を十分に引き出せていないと回答しています。
- 大量導入が招く課題: 成果や用途を定めないままツールを増やすと、利用方針が曖昧になりコストも上がります。
- 重点を置く5分野: Thomson Reutersは、技術や顧客対応、マーケティングなど5分野に活用を集中しています。
このニュースがもたらす影響
- AI導入企業: 自社でツールを増やす前に、改善したい業務と成果指標を先に定め、対象部門を絞って運用を変えられるか検討する必要がありそうです。利用状況と費用を継続的に見直す設計も求められそうです。
- AI推進責任者: 全社一律の配布ではなく、具体的なユースケースごとに利用ツールと業務手順を決め、従業員が改善を実感できる導入順序を設計することになりそうです。
- AIサービス提供者: 導入機能の多さより、特定業務での成果や既存プロセスの変更まで示せるかが、企業の選定や継続利用を左右する可能性があると考えられます。
このニュースの背景
この調査は、複数分野のプロフェッショナル1800人を対象に、AIの活用状況などを調べたものです。
AIへの意欲がある一方で、自社がAIの価値を十分に引き出せていないと感じる従業員が91%に達しています。
企業が明確なビジネス成果やユースケースを定めないまま、幅広いAIサービスを導入していることが課題として挙げられています。
先行する企業では、具体的なユースケースに合わせて業務プロセスを変え、探索段階から実用的なサービスへ移行しているとされています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
AIツールの活用には具体的なユースケースが必要 – ZDNET Japanhttps://japan.zdnet.com/article/35252077/