ひとまいる(旧カクヤスグループ)は、生成AIを活用した基幹システム刷新に取り組んでいます。
対象は、2000画面以上と1200本のストアドプロシージャを抱えるシステムです。
要件が整理されていない900人月規模のプロジェクトを、2027年8月までに完了する計画です。
記事の概要
酒類販売を中心に売上高1350億円規模となったカクヤスグループは、2025年7月に社名をひとまいるへ変更しました。
同社は酒類販売で培った配送網を生かし、事業の中心を物流業へ転換する改革に取り組んでいます。
事業戦略の転換に伴い、2024年10月から基幹システムの刷新プロジェクトを始めました。
刷新対象のシステムは1995年に構築され、VB.NETの画面とOracle Database内のストアドで動く2層構造です。
現行システムは30年間の改修で複雑化し、2000画面以上と1200本のストアドを抱えています。
要件を把握できた範囲での見積もりは450人月でしたが、不確実性を含めると900人月規模になる見込みでした。
同社はウォーターフォール型開発や、カスタマイズを前提としたパッケージ導入などを検討しました。
プロジェクトに外部ベンダーとして関わっていた石井伸明氏は、2025年11月にひとまいるへ転職し、刷新を率いる立場になりました。
記事のポイント
- 要件不明の刷新: 現行踏襲を求める感覚的な要望にとどまり、システムの全体像も把握できない状態から始まっています。
- 900人月規模: 把握できた情報では450人月でしたが、不確実性を含めると900人月規模になるとの見立てです。
- 生成AIを活用: ひとまいるは、膠着した刷新を前に進める手段として生成AIを選び、自社に合う使い方を模索しています。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 2000画面以上と1200本のストアドを抱え、要件も不明な既存システムでは、生成AIを要件整理や構造把握の初期工程に組み込む前提で刷新計画を見直す必要がありそうです。
- ITベンダー: 把握できた見積もりの倍に膨らみ得る案件を前に、完成した要件を前提に提案するだけでなく、不確実性の可視化とAIを使った調査・分析の進め方まで示すことが求められそうです。
- 物流事業者: 物流事業への転換と基幹システム刷新を同時に進める事例から、事業モデルの変更時には既存業務の踏襲ではなく、将来の業務要件を定める作業を先行させる必要がありそうです。
このニュースの背景
ひとまいるは、酒類販売で培った配送網を生かし、事業の中心を物流業へ転換する改革に取り組んでいます。
事業戦略の転換に伴い、1995年に構築され30年間の改修で複雑化した基幹システムの刷新を2024年10月に始めました。
刷新対象は2000画面以上と1200本のストアドを抱え、要件やシステムの全体像を把握できていない状態でした。
2027年8月の完了期限がある一方、把握できた見積もりは450人月で、不確実性を含めると900人月規模になる見込みでした。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ひとまいる(旧カクヤスグループ)は、2000画面以上、1200本のストアドプロシージャと共に膠着化したクライアント/サ…
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03734/082700001/?ST=nxt_idx_common