Vertiv Japanは、UPS「Vertiv PowerUPS 9000」シリーズに1.8MWモデルを追加しました。
同シリーズは250kWから1.8MWまで対応し、大規模データセンターやAIスーパーコンピューティング環境を対象にします。
AIワークロードの急激な負荷変動に対応し、電源設備やバッテリーを保護する技術を搭載しています。
記事の概要
Vertiv Japanは、アジア市場で高密度AI環境向け電源インフラを強化すると発表しました。
新たな1.8MWモデルの追加により、「Vertiv PowerUPS 9000」シリーズは250kWから1.8MWまでの容量に対応します。
同モデルは、高電力密度アーキテクチャーにより、コンパクトな設置面積で大容量の電源保護を実現します。
負荷変動時のバッテリーの不要な充放電を抑える「Battery Shield」技術を採用しています。
「Input Power Smoothing」機能により入力電力を平滑化し、上流の電力設備への影響を軽減します。
同社は独自開発のAI負荷シミュレーターで、異なるバッテリー構成や負荷変動条件を検証しました。
さらにシンガポールでは、STT SingaporeとUPS、エネルギー貯蔵システム、上流電源設備の連携を評価しました。
記事のポイント
- 1.8MWモデルを追加: シリーズの容量範囲を250kWから1.8MWまで広げ、高密度データセンターの電源保護に対応します。
- 負荷変動を制御: Battery ShieldとInput Power Smoothingにより、AI特有の急変負荷からバッテリーや上流設備を保護します。
- 実環境を想定し検証: AI負荷シミュレーターとSTT Singaporeとの検証で、電源設備の連携と入力電流の安定性を確認しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AIデータセンターの新設・増設では、UPSの容量だけでなく、負荷変動時のバッテリー挙動や上流設備との連携、設置面積まで含めて調達条件を見直す必要がありそうです。
- 電力設備の設計者: GPU負荷の急変を前提に、UPS単体ではなく、蓄電システムや発電機、変圧器、配電設備を一体で検証する設計手法が求められる可能性があります。
- UPS提供業者: AI向けでは定格容量やバックアップ時間に加え、入力電流の安定性や周辺設備への影響を実環境に近い条件で示せるかが、提案の評価軸になりそうです。
このニュースの背景
生成AIの普及に伴い、GPUを大量に搭載したAIクラスターでは電力需要が短時間で大きく変動するケースが増えています。
従来のUPSは比較的安定した負荷を前提としてきましたが、AIシステムではアイドル状態から最大負荷へ瞬時に移行するため、応答性能が課題になっています。
負荷変動はバッテリーだけでなく、発電機や変圧器、配電設備などデータセンターの電力インフラ全体に影響を与える可能性があります。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Vertiv Japanは、無停電電源装置(UPS)「Vertiv PowerUPS 9000」シリーズに新たな1.8M…
https://japan.zdnet.com/article/35252043/