OpenAIは2026年7月9日、業務向けAIエージェント「ChatGPT Work」を公開しました。
ChatGPT Workは、モバイルSuicaの利用履歴から交通費を抽出し、PDF保存とExcelへの追記を自動化できます。
毎月1日のスケジュール実行にも対応し、交通費精算の定期作業を省力化できます。
記事の概要
ChatGPT Workは、ゴールと手元の材料を渡すと工程を組み立て、成果物まで作成するAIエージェントです。
SlackやGoogleドライブ、メール、CRMなど、1400を超えるプラグインと接続できます。
収集した情報から、スプレッドシートやスライド、ドキュメント、簡単なWebアプリを生成できます。
macOSとWindows向けのデスクトップアプリでは、すべてのプランで利用できます。
FreeとGoには利用制限があり、Web版とモバイル版で使うにはPlus以上が必要です。
モバイルSuicaの利用履歴では、前月分をPDFに保存し、交通費だけをExcelへ追記するタスクを設定できます。
テストでは2026年7月分40件から交通費24件を抽出し、合計7206円を記録しました。
記事のポイント
- 月次タスクを設定: 毎月1日の午前9時に前月分を処理するスケジュール済みタスクを作成できます。
- 交通費を自動抽出: 利用履歴から物販やチャージなどを除外し、交通費の件数と合計額をExcelに記録できます。
- 認証は人が対応: 初回ログインではIDやパスワードの入力が必要ですが、その後の画面操作はAIが引き継ぎます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 交通費精算のように頻度が低く後回しにされる定型業務を洗い出し、認証時だけ人が関与する運用を前提に自動化効果を見積もる必要がありそうです。
- 経理・総務担当: 月次の入力作業を減らせても、生成されたPDFとExcelの照合や重複防止、認証切れ時の対応を誰が確認するか、運用設計が求められそうです。
- 業務ソフト提供者: 外部サイトの操作とファイル作成を定期実行までつなぐ使い方が示されたため、既存の経費・ワークフロー製品も定型業務の自動実行単位で競争する可能性があります。
このニュースの背景
日々の電車やバスの利用は1件あたりの金額が小さく、経費として計上するための入力作業が後回しになりやすい状況でした。
モバイルSuicaの利用履歴は100件まで表示でき、利用から26週を過ぎると確認できないため、月ごとの保存が必要でした。
ChatGPT Workはブラウザー操作、ローカルファイルの処理、Excelへの追記を組み合わせ、毎月のスケジュールで実行できます。
一方、初回ログインや追加認証は人が対応する仕組みであり、完全に無人化するのではなく、人とAIの役割分担を前提としています。
関連するニュース
- OpenAIがChatGPTにMac操作を記録・検索するComputer Historyを追加しました。
- OpenAIがChatGPT向けにMacのMessages連携プラグインを公開し、検索や要約、会話分析に対応しました。
- DEECHが167サイトのGA4データを調査し、生成AI経由の流入が1年半で約7.8倍に増えたと発表しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
本連載は生成AIをこれから活用しようとしている方たちのために、生成AIの基本やコピペしてそのまま使えるプロンプトなどを紹…
https://ascii.jp/elem/000/004/429/4429351/