NTTドコモビジネスと東京電力パワーグリッドは8月27日、コンテナー型データセンターを活用した分散化の取り組みを始めると発表しました。
第1弾として、東京都大田区に液冷式の「コンテナDCパーク」を展開し、同日から申し込みを受け付けています。
生成AI向けの高発熱サーバーに対応し、都市部でAI基盤を迅速に構築できる環境を提供します。
記事の概要
大田区の施設は、20フィートのコンテナー8基を連結した構成で提供します。
受電容量は2.0MWで、そのうちIT機器向けに1.4MWの電力を供給します。
GPUチップにコールドプレートを設置し、冷水を循環させて熱を除去する液冷方式を採用します。
発熱量の7〜8割を液体で冷却し、残りを空気で冷却するため、コンテナー内には空調も設置します。
水漏れ対策として、防水加工や密閉構造、ドレンによる排水などの多重防御を施します。
サービスの提供開始は2027年秋を予定しており、建屋型データセンターより工期を短縮できるとしています。
両社は、NTTドコモビジネスのネットワーク・運用知見と、東京電力パワーグリッドの土地・電力設備を組み合わせます。
分散配置した拠点は、低遅延・大容量通信を実現する「オールフォトニクスネットワーク(APN)」などで接続します。
記事のポイント
- 大田区で2.0MW受電: 20フィートのコンテナー8基を連結し、受電容量2.0MW、IT機器向け1.4MWで提供します。
- GPU向け液冷を採用: GPUにコールドプレートを設置し、冷水を循環させて高発熱サーバーを冷却します。
- 建設期間を短縮: 従来型データセンターに比べ、建設やデプロイの時間を40〜50%短縮できるとしています。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: AI学習や推論基盤を早期に増強したい企業は、建屋完成を待たずに都市部へ配置できる選択肢として、電力・冷却・通信を一体で要件定義することになりそうです。
- DC事業者: 高発熱GPUへの対応と短工期を両立する手段が示されたことで、建屋型の大規模拠点だけでなく、液冷コンテナーを組み合わせた分散配置を競争軸に加える必要が生じる可能性があります。
- 自治体・電力会社: 遊休地や電力設備をAI基盤の立地に結び付けられるため、都市部のデータセンター需要に対し、通信事業者との協業を前提に地域資産の活用方法を検討する機会が広がりそうです。
このニュースの背景
生成AIの普及により、GPUなどのサーバーが発する熱量は増加しています。
従来の空冷方式では対応しにくく、液冷技術が必要になっています。
一方、建屋型データセンターは用地取得から稼働までに時間がかかり、建設資材の高騰や人手不足も課題になっています。
こうした需給のずれを背景に、短期間で展開しやすいコンテナー型データセンターに注目が集まっています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
NTTドコモビジネスと東京電力パワーグリッドは、生成AIの急速な普及に伴う都市部のデータセンター不足と電力課題を解決する…
https://japan.zdnet.com/article/35252031/