シーティーエス、DSRアジア、岩田地崎建設の3社が、関東地方の河川堤防整備工事現場でAIカメラによる水位検知の実証実験を始めました。
エッジAIとソーラー電源、4G LTE通信を組み合わせ、河川沿いの遠隔監視における有効性を検証します。
水位データの閾値判定と管理者への即時通知を通じ、建設現場の安全管理を支援します。
記事の概要
実証は、岩田地崎建設が施工する関東地方の河川堤防整備工事の現場で実施します。
シーティーエスが提供するクラウド映像サービス「IoT SmartHub」の新機能として、AI水位検知ソリューションの実運用適性を検証します。
AXISネットワークカメラと、DSRの完全子会社Noemaが開発した「Noema Flood Monitor」を組み合わせます。
カメラ内部でAI解析を行い、水位の変化をデータ化したうえで、IoT SmartHubが設定した閾値を超えた場合にチャットで通知します。
超高感度ボックス型カメラと広角バレット型カメラを同一地点に設置し、撮影距離や画角、設置位置による検知性能を比べます。
夜間や雨天時の映像品質とAI検知性能、クラウド録画、遠隔確認、設置や保守の作業性も検証します。
ソーラーパネルと蓄電池、4G LTE通信を使うため、商用電源のない河川沿いでの運用を想定しています。
3社は実証結果をもとに、河川監視や道路冠水監視向けの標準構成を整理し、サービス展開を目指します。
記事のポイント
- エッジAIで水位検知: Noema Flood Monitorがカメラ内部で水面を解析し、通信負荷を抑えながら水位変化を即時にデータ化します。
- 電源のない現場に対応: ソーラーパネルと蓄電池、4G LTE通信を組み合わせ、商用電源を確保しにくい河川沿いでも運用を検証します。
- 閾値超過を即時通知: IoT SmartHubが水位データを判定し、設定した基準を超えた場合にチャットで管理者へ知らせます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 河川や道路沿いで電源・通信の確保が難しい現場でも、安全監視を常時化できる可能性があります。導入前に夜間・雨天時の精度や保守負担を確認する必要がありそうです。
- 同業のサービス提供者: カメラ映像の監視にとどまらず、水位データの閾値判定や通知まで含む構成が示されました。今後は設置条件と運用方法を含めた標準化への対応が求められそうです。
- 建設・防災業界: 現場の安全管理を、作業員による巡回中心から遠隔データ監視へ移す選択肢が広がります。河川工事での検証結果次第では、冠水監視など隣接用途への展開も考えられます。
このニュースの背景
集中豪雨や台風などによる水害が多発・激甚化し、河川に近接する建設現場では急激な水位上昇への対応が課題になっています。
建設現場では省人化や施工管理の自動化が進められており、安全管理でも継続的な監視と迅速な判断を支援する仕組みが求められています。
一方、河川沿いでは商用電源や通信回線を確保しにくいため、ソーラー電源、蓄電池、4G LTEを組み合わせた遠隔監視の実運用性を確かめる必要があります。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社シーティーエスのプレスリリース(2026年10月29日 10時00分)シーティーエス、DSRアジア、岩田地崎建設…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000119586.html