ニチエツ株式会社は、ティーチング不要で設備に自動接続できる自律搬送技術を開発しました。
同技術を搭載した無人金型交換システムを、2026年12月のIPF Japan2026で実演初公開します。
プラスチック成形工場での金型搬送から交換までを自動化し、人手不足と労災リスクへの対応を目指します。
記事の概要
ニチエツ株式会社は、自律搬送技術「Zeroteach-AMR™」を開発しました。
同技術は、AMR導入時やレイアウト変更時のティーチング作業を不要にします。
天井カメラと装置内カメラを組み合わせ、目標設備へ±0.5mmの精度で自動ドッキングします。
全輪駆動・全輪操舵とC2パス制御により、狭い工場内でも全方向へ走行できます。
水平維持機構が床のうねりや段差を吸収し、鉄板敷設やフロア改修を不要にします。
実用化第1弾の「Zeroteach-mQMC」は、金型の搬送から交換までを自動化するシステムです。
同システムは2026年12月1日から5日まで、幕張メッセで開催されるIPF Japan2026に出展されます。
記事のポイント
- ティーチングを不要化: 天井カメラと装置内カメラを融合し、レイアウト変更後も±0.5mm精度で設備に接続できます。
- 狭い通路を走行: 全輪駆動・全輪操舵とC2パス制御により、切り返しを抑えて狭い工場内を走行できます。
- 金型交換を自動化: 「Zeroteach-mQMC」が金型の搬送から交換までを担い、重量物作業の安全性向上を目指します。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 金型搬送から交換までを対象に、ティーチングや床改修を前提としない自動化の設計を比較できそうです。自社の通路幅、床状態、停止許容時間を先に確認する必要がありそうです。
- 同業の装置提供者: 設備接続の精度や狭い通路への対応を訴求するには、導入時だけでなくレイアウト変更後の再設定負担まで含めた提案が求められそうです。
- 製造業の自動化担当: 金型交換で示された搬送・位置決め・作業の一体化は、工程ごとの自動化だけでなく、設備間の接続条件を含めて無人化効果を評価する視点につながる可能性があります。
このニュースの背景
プラスチック成形業界では有効求人倍率が5.34倍となり、人手不足が生産継続の課題になっています。
金型交換では落下や挟まれによる重大労災のリスクがあり、資格者の配置や安全確認にも時間がかかっています。
従来のAMR活用では、導入時のティーチングに加え、床面状態やレイアウトの変化に伴う再ティーチングで生産停止が発生していました。
こうした負担を抑えながら、既存の工場環境で金型搬送と交換を自動化する技術として開発が進められました。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ニチエツ株式会社のプレスリリース(2026年10月28日 09時00分)ニチエツ 成形現場の安全と効率化をフィジカルAI…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000157362.html