日本電気は10月20日、業務でAIを使う人を対象にした意識調査を公開しました。
AI活用への満足度は66.9%でしたが、幸福感・充実感を感じる人は49.7%にとどまりました。
効率化した時間を価値創出につなげる仕組みの有無が、幸福感と関連していました。
記事の概要
日本電気は2026年10月20日、「働く人のAIとウェルビーイングに関する意識調査」を公開しました。
調査対象は、従業員数50名以上かつ年間売上高10億円以上の組織・団体で働き、業務でAIを利用する22〜59歳の男女513人です。
業務でのAI活用に満足している人は66.9%でしたが、AI活用による幸福感・充実感を感じる人は49.7%でした。
満足している一方で幸福感が上がっていない人は23.0%で、効率化と幸福感の間に差が見られました。
AI活用のルール見直しや議論の場、任せる範囲の共有など4項目がすべてある組織では、幸福感を感じる人が73.9%でした。
一方、4項目のいずれも該当しない場合は25.8%で、4項目を整備済みの組織は全体の30.6%でした。
効率化で生まれた時間を「人にしか出せない仕事の強化」に使いたい人は35.5%でしたが、実際に価値創出へ活用できている人は15.4%でした。
調査は2026年7月にインターネットで実施され、組織に関する回答は回答者本人の認識にもとづいています。
記事のポイント
- 満足度と幸福感に差: 業務でのAI活用に満足する人は66.9%ですが、幸福感を感じる人は49.7%にとどまりました。
- ルール整備で幸福感: AI活用に関する4項目をすべて整えた組織では、幸福感を感じる人が73.9%に達しました。
- 効率化後の受け皿: 価値創出に活用できている人の幸福感は84.8%で、受け皿がない人との差は53.6ポイントでした。
このニュースがもたらす影響
- AI導入を検討する企業: 導入効果を作業時間の削減だけで評価すると、満足度は高くても幸福感や定着につながらない可能性があります。効率化後に誰が何へ時間を振り向けるかを、導入前から設計する必要がありそうです。
- 人事・AI推進部門: AI活用のルールや議論の場は、統制のためだけでなく、効率化した時間を次の仕事へ移すための基盤になりそうです。制度の有無に加え、現場が実際に使えているかを確認することが求められます。
- AIサービス提供者: 利用者が求めるのは効率化そのものに加え、人にしかできない仕事や創造的な活動へ移る道筋です。導入後の業務設計や価値創出まで支援できるかが、サービス選定で問われる可能性があります。
このニュースの背景
今回の調査では、業務でのAI活用に満足している人と、幸福感・充実感を感じる人の割合に差がありました。
効率化で生まれた時間を価値創出に活用したい人がいる一方、実際に活用できている人は限られ、仕組みや受け皿の不足も示されています。
AI活用のルール見直し、議論の場、任せる範囲の共有、現場の声の反映という4項目の整備状況によって、幸福感を感じる人の割合にも違いが見られました。
調査は、一定規模以上の組織で業務にAIを利用する22〜59歳の男女513人を対象に、2026年7月に実施されています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
日本電気株式会社のプレスリリース(2026年10月20日 11時00分)業務でのAI満足度66.9%に対し仕事の幸福感は…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001463.000078149.html