ファーマクラウドは、医薬品卸向けサービス「Stock Mill」に音声AI受注受付機能を追加しました。
アステムなど4社と連携し、電話による得意先情報の確認から医薬品の発注受付までをAIが自動対応します。
自然災害などでコールセンターへの受電が急増した場合も、24時間の受付によって事業継続を支援します。
記事の概要
Stock Millは、医薬品の在庫をリアルタイムに可視化し、発注できるサービスです。
音声AI受注受付機能では、電話番号から得意先情報を取得し、過去の発注実績や在庫状況を参照できます。
AIは商品の発注を受け付け、下書き伝票の作成・更新・発行まで対応します。
医薬品マスタや代替医薬品マスタ、略語マスタとも連携し、薬品名の略称や代替品を提案できます。
アステムでは1日あたり4,000件以上の電話を受け、オペレーター1人あたり150〜200件に対応しています。
2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震では、アステムのコールセンターへの受電数が通常の1.4倍に増えました。
現在のStock Millは、アステムの9,000店舗を超える調剤薬局などの得意先で活用されています。
記事のポイント
- 24時間の受注受付: 災害などで受電が集中した場合も、AIが24時間電話を受け付けます。
- 基幹システムと連携: Stock Millと医薬品卸の基幹システムをAPIでつなぎ、在庫や発注情報を連携します。
- 5社が役割分担: アステム、SDCソリューションズ、イナホ、ゲルテック、ファーマクラウドが開発を分担しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 災害時の受電急増を人員増強だけで吸収するのではなく、在庫・発注システムとつながる音声受付をBCPの具体策として評価する必要が出てきそうです。
- 同業のサービス提供者: 医薬品卸向けの受注サービスでは、音声認識の有無だけでなく、薬品の略称や代替品を含む業務知識と基幹連携までが競争軸になる可能性があります。
- 医薬品流通業界: 電話発注を残したまま受付能力を補完する選択肢が示されたことで、非常時にも受注を止めない業務設計と、複数社での役割分担が求められそうです。
このニュースの背景
開発の出発点には、コールセンター業務の効率化と、受注業務が特定のオペレーターに依存する状況の軽減がありました。
自然災害を受けて、電話発注に依存しない手段をBCPの観点から整備する必要性が明確になりました。
アステムでは1日4,000件以上の電話を受け、オペレーター1人あたり150〜200件に対応しており、対応しきれない電話も発生していました。
PoCの最中に発生した令和8年熊本地震では、コールセンターへの受電数が通常の1.4倍に増えたことが、正式導入の契機になっています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社ファーマクラウドのプレスリリース(2026年9月8日 14時12分)Stock Millに「音声AI受注受付機能…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000027349.html