株式会社Macbee Planetは、マーケティング担当者1,037名を対象に生成AIの事業成果への貢献を調査しました。
短期または中長期の事業成果に貢献したとの回答は24.1%にとどまりました。
一方、今後12カ月に生成AI関連投資を増やす、または新規投資を予定する企業は88.4%に達しました。
記事の概要
調査対象は、直近12カ月に業務で生成AIを利用したマーケティング・宣伝担当者1,037名です。
生成AIの貢献段階では、「業務効率化」が34.6%で最も高く、「マーケティングKPI」が27.3%で続きました。
「短期的な事業成果」への貢献は15.5%、「中長期的な事業成果」は8.6%でした。
ROIを投資額と成果にひも付けて定量把握している割合は、BtoC企業が21.2%、BtoB企業が11.9%でした。
生成AIの活用領域は、全体では「文章・資料の作成」が45.6%、「データ分析・顧客理解」が43.3%でした。
事業成果につなげる課題は、「セキュリティ・法務・運用ルールの負担」が32.9%で最多となりました。
ROIを十分に把握できていない841名でも、88.2%が今後12カ月の投資増加・新規投資を予定しています。
記事のポイント
- 成果は効率化が先行: 生成AIの効果は業務効率化やKPI改善に先行し、売上・利益などの事業成果への到達は24.1%にとどまります。
- BtoCとBtoBで用途差: BtoC企業はクリエイティブ生成や広告運用、BtoB企業は文章・資料作成やデータ分析の利用率が高くなりました。
- 投資意向は高水準: ROIを十分に把握できていない層でも88.2%が投資を増やすか新規投資を予定し、投資判断はROI把握だけに依存していません。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 導入を検討する企業は、効率化やKPI改善だけで投資効果を判断せず、短期・中長期の事業成果まで追えるKPIとデータ連携を、試行段階から設計する必要がありそうです。
- BtoBマーケ担当: BtoB企業ではROIの定量把握と社内説明がBtoC企業より難しい傾向があるため、資料作成や顧客分析の活用を営業・受注など下流成果と結び付ける計測方法が優先課題になりそうです。
- 経営・投資判断者: ROIを十分に把握できていない層でも投資拡大意向が高いことから、経営層は導入可否を一度に決めるのではなく、成功条件・測定方法・拡大基準を定めた段階的な投資管理を求められそうです。
このニュースの背景
今回の調査は、生成AIの活用が業務効率化やマーケティングKPIの改善から、売上・利益などの事業成果へ広がる過程にあることを示しています。
ROIを定量把握している割合にはBtoC企業とBtoB企業で差があり、セキュリティ・法務・運用ルール、AI人材、計測設計が課題となっています。
成果測定が十分でない層にも投資拡大意向が広がっており、効果検証と投資が並行して進む状況です。
関連するニュース
- 株式会社PRIZMAがマーケティング担当者1,032人を調査し、AI活用とLLMO対策の浸透状況を明らかにしました。
- Webライタープロが会社員など300人を調査し、AI業務自動化では人の確認を前提とする運用ニーズを明らかにしました。
- IDEATECHは大企業マーケ責任者111名を調査し、生成AI導入の効果と組織への影響を明らかにしました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Macbee Planetのプレスリリース(2026年9月3日 10時00分)マーケティング担当者1,037名に…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000195.000023647.html