株式会社Whableは、AI導入支援企業11社の導入事例83件を分析した白書を公開しました。
「BtoB導入事例白書 AI導入支援業界編」では、導入事例に記載された情報を5領域・100点満点で評価しています。
比較検討や選定理由、定量成果の記載状況を分析し、導入事例が営業・マーケティング資産として機能する条件を示しました。
記事の概要
調査対象は、AI導入支援企業11社が公式サイトなどで公開する導入事例83件です。
調査基準日は2026年7月28日で、第三者が確認できる公開情報を評価しています。
具体的な取り組みは全83事例で確認でき、導入前の課題は97.6%の事例に記載されていました。
一方、比較検討の記載は15件・18.1%、稟議・決裁の記載は5件・6.0%にとどまりました。
定量成果の記載率は37.3%で、測定条件まで確認できた事例は9.6%、金額的な価値まで示した事例は4.8%でした。
事例スコアの上位群と下位群では、選定理由の平均点に7.1点の差がありました。
インタビュー型事例の平均スコアは70.5点で、プロジェクト紹介型の53.5点を17.0点上回りました。
記事のポイント
- 比較検討の記載は18.1%: 83事例のうち、顧客が何と比較したかを記載した事例は15件にとどまりました。
- 定量成果の測定に課題: 定量成果は37.3%で確認できましたが、測定条件まで示した事例は9.6%でした。
- 選定理由がスコアを左右: 上位群の選定理由は平均7.8点で、下位群の0.7点を7.1点上回りました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 支援会社を選ぶ際は機能や実績だけでなく、内製・SaaS・BPOなどとの比較、導入時のリスク、測定条件まで確認する評価項目が必要になりそうです。
- AI導入支援会社: 導入事例を制作する段階ではなく、プロジェクト開始時から基準値や対象範囲を定め、顧客が選んだ理由と投資判断の過程を記録する運用が求められそうです。
- 広報・営業担当: 事例の量を増やすより、顧客インタビューで意思決定や成果の一次情報を取得し、提案資料など商談接点へ展開する設計が優先される可能性があります。
このニュースの背景
AI導入を検討する企業は、同業の支援会社だけでなく、内製や既存SaaS、BPO、人手による業務の継続など複数の選択肢を比較しています。
そのため導入事例には、実施内容だけでなく、自社と似た課題を解決できるか、安心して任せられるか、成果を見込めるかを判断できる情報が必要です。
今回の分析では、具体的な取り組みや導入前課題に関する記載が多い一方、比較検討、稟議・決裁、測定条件付きの定量成果に関する情報は限られていました。
公開情報から確認できる内容を評価した調査であり、記載がないことが実際の取り組みや成果の不存在を示すものではありません。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Whableのプレスリリース(2026年8月20日 15時36分)事例制作のRe:Case、AI導入支援企業11…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000171961.html