ミチビク株式会社、J-SOX証跡をAIで一次チェック

ミチビク株式会社は、内部統制(J-SOX)DXプラットフォーム「conkan」でAIエビデンスチェック機能の提供を始めました。
各部署がアップロードした証跡をAIが一次チェックし、リスク判定を支援します。
上場企業やIPO準備企業の内部統制主管部署を対象に、確認作業の効率化を図ります。

記事の概要

ミチビク株式会社は、内部統制(J-SOX)DXプラットフォーム「conkan」で「AIエビデンスチェック」の提供を始めました。
各部署から提出されたエビデンスをconkanにアップロードすると、AIが一次チェックしてリスク判定を支援します。
内部統制主管部署にとって負担の大きいエビデンスチェックをAIで効率化し、ガバナンス強化と監査業務の効率化を目指します。
conkanは、監査計画書、評価範囲の決定、3点セットの管理、整備評価、運用評価、監査報告書までの手続きを一元管理できます。
事業部とのやり取りやマスタ・ファイルを集約し、メール中心の情報分散や担当者への属人化を防ぎます。
今後は、AIエージェントによる事務手続きの進行支援や、自動サンプリングによるサンプル抽出の効率化も掲げています。
対象企業は上場企業とIPO準備企業で、2024年4月の内部統制報告制度改訂を背景に、実効性を重視した運用を支援します。

記事のポイント

  1. AIが証跡を確認: 各部署から提出された証跡をconkanにアップロードすると、AIが内容を一次チェックし、リスク判定を支援します。
  2. J-SOX業務を一元管理: 監査計画書や評価範囲、3点セット、整備評価、運用評価、監査報告書まで一連の手続きを管理できます。
  3. 情報と手続きを集約: 内部統制主管部署と事業部のやり取りや資料を集約し、属人化の防止と手続きの標準化を支援します。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する企業: 内部統制主管部署は、提出証跡の確認を全件同じ粒度で抱えるのではなく、AIの一次判定を起点に人が見る範囲や判断基準を設計し、運用の質と工数を検証する必要がありそうです。
  • 同領域のサービス提供者: J-SOXの手続き管理を提供する企業には、資料保管や進捗管理だけでなく、証跡確認から次の手続きまでをどう支援するか、AIの関与範囲と人の責任分界を示すことが求められそうです。
  • 上場準備企業: IPO準備企業は、担当者の経験やメールに依存した運用を見直す際、証跡・判断・フォローの履歴を残せる業務設計を、ツール導入と合わせて早期に整える選択肢が増えそうです。

このニュースの背景

J-SOXは制度として定着した一方、実務では属人的・アナログな管理が続き、非効率な運用が課題になっていました。
2024年4月の内部統制報告制度改訂で実効性がより重視され、人材不足や業務の複雑化も重なっています。
こうした環境では、内部統制主管部署の負担が大きい証跡確認を、既存の業務フローの中でどう効率化するかが焦点になりそうです。

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