Exa Frontier Edgeと関西電力グループのモアクトが、AIによる仕様駆動開発のプロジェクトを開始しました。
ソースコードから既存システムの仕様書を復元し、約3週間で8領域の仕様書を整備しました。
両社は仕様書の継続更新と開発工程の再設計を進め、企画から機能リリースまでの期間半減を目指します。
記事の概要
Exa Frontier Edgeとモアクトは、AIを活用した仕様駆動開発による新機能・新サービスのリリースサイクル高速化プロジェクトを開始しました。
仕様書の復元には、Exa Frontier Edgeが2026年8月12日に提供を開始した「Living Spec生成サービス」を適用しました。
Living Specは、ソースコードから復元し、実装の変更に追随して最新状態を保ち続ける仕様書です。
モアクトのバックエンドシステムを解析し、機能要件、データ要件、外部インターフェースなど8領域の仕様書を整備しました。
利用者・管理者・外部システムの操作を含む約100件のユースケースについて、ソースコードからの逆生成を3日間で完了しました。
既存の設計書や問い合わせ履歴などを統合して内容を確定し、合計約3週間でA4換算約220ページ相当の仕様書を完成させました。
復元した仕様書をもとに、実際のバックエンドを呼び出さず仕様どおりの応答を返すモックAPI環境を1週間で構築しました。
今後はコード変更に連動した仕様書の継続更新と、開発工程へのAI適用を進め、企画から機能リリースまでの期間半減を目指します。
記事のポイント
- 8領域の仕様を復元: ソースコードから機能要件やデータ要件など8領域を解析し、約100件のユースケースを仕様書に反映しました。
- モックAPIを短期構築: 復元した機械可読な仕様書をもとに、実際のバックエンドを使わず応答するモックAPI環境を1週間で構築しました。
- 開発工程を再設計: 開発工程のリードタイムや手戻りを定量化し、AIが調査・分析・文書化を担うプロセスへの再設計に着手しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 既存システムの仕様を人手で作り直す前に、コードを起点に仕様・テスト・要件定義をつなぐ導入範囲を見極め、待ち時間とレビュー責任を分けて設計する必要がありそうです。
- 開発パートナー: モックAPIと機械可読な仕様が整えば、バックエンドの準備を待たずに検証を進められるため、受託側は見積もり・実装・テストの前提を早期に共有する対応が求められそうです。
- 開発支援事業者: 仕様書の復元にとどまらず、変更影響の把握や保守、モダナイズまで接続する余地が示されたため、開発支援事業者は文書生成後の運用定着まで価値提供を広げる必要がありそうです。
このニュースの背景
モアクトでは、リリースを優先する一方で仕様書の更新を年に数回まとめて行っており、コードと文書の間にタイムラグが生じていました。
AI技術の進展によって仕様の抽出・反映にかかる工数を圧縮できるようになり、リリース速度を落とさず仕様を最新化する運用が現実的になったと考えられます。
今回の取り組みでは、既存システムの仕様を短期間で復元し、機械可読な仕様書を起点にテスト環境まで構築しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社エクサウィザーズのプレスリリース(2026年8月12日 15時30分)エクサウィザーズグループのExa Fron…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000480.000030192.html