ウエルシア薬局は、調剤業務を行う1,949店にAI音声薬歴システムを導入しました。
患者との対話を録音し、AIが薬剤服用歴の下書きをSOAP形式で自動作成します。
先行導入店舗では、1回あたりの薬歴記載時間を平均50秒短縮しました。
記事の概要
ウエルシア薬局は、調剤業務を行う1,949店にAI音声薬歴システムを導入しました。
同システムは、株式会社カケハシが提供する「AIアシスタント 音声薬歴生成機能」です。
調剤カウンターに設置した集音マイクで、患者との対話を録音します。
録音した内容はAIが即時に処理し、薬剤服用歴として自動で記録します。
作成される薬歴は、主観的情報や客観的情報などで構成するSOAP形式です。
ウエルシア薬局は昨年9月から、関東、西日本、東海地域の計27店舗で先行導入しました。
先行導入店舗では、1回の薬歴記載時間が平均50秒短縮され、多店舗展開に至りました。
同社は薬歴業務の時間を短縮し、患者への服薬指導や接遇に充てる時間を増やします。
記事のポイント
- 対話から薬歴を自動作成: 調剤カウンターの集音マイクで患者との対話を録音し、AIが即時に薬歴として記録します。
- SOAP形式に対応: 作成された薬歴はSOAP形式で構成され、薬剤師による下書き作成を支援します。
- 27店舗の検証を経て展開: 昨年9月から27店舗で試験運用し、平均50秒の記載時間短縮を確認して全店展開しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する薬局: 薬剤師が記録作業に割く時間と対面対応の時間配分を見直す材料になります。小規模店舗で効果を測定し、全店展開の判断基準を設ける進め方が求められそうです。
- 薬局向けサービス提供者: 薬歴作成の効率化に加え、患者との対話時間を増やせるかがサービス選定の評価軸になりそうです。競合各社には、記載時間短縮と接遇改善を両立する効果の提示が求められます。
- 薬局業界全体: 対話の録音からSOAP形式の薬歴下書きまでをつなぐ業務設計が、大規模店舗網で検証されました。薬剤師の記録業務を対象にしたAI導入の検討が進む可能性があります。
このニュースの背景
薬歴作成では、薬剤師が患者との対話や指導内容を記憶し、専用端末へ入力する作業が発生していました。
従来は服薬指導後に音声入力を行い、テキスト化する方法も使われていましたが、対話そのものを記録して薬歴の下書きに反映する運用へ移行しています。
27店舗での先行導入で記載時間の短縮と、患者との対話に充てる時間の増加を確認できたことが、多店舗展開の背景にあります。
薬歴業務の効率化によって、薬剤師の業務配分を服薬指導や接遇に振り向ける狙いが示されています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ウエルシア薬局株式会社のプレスリリース(2026年8月11日 10時00分)患者さまとの対話を録音し、AIにより薬剤服用…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000236.000087636.html