Broadcomは10月20日、VMwareのプライベートイベントでAIとセキュリティ関連のアップデートを発表しました。
VMware Cloud Foundation(VCF)を基盤に、AIインフラのコスト削減やモデル統制、AIエージェントの運用管理を支援します。
NTTドコモがBroadcomと10年間の長期包括契約を締結することも明らかになりました。
記事の概要
Broadcomは、東京都内で開催した「VMware Explore on Tour in Tokyo」で製品やソリューションの最新状況を説明しました。
VCFはサーバー、ストレージ、ネットワークの仮想化基盤で、AI向けハードウェアコストを最大50%削減できるとしています。
5月に一般提供を開始したVCF 9.1は、サーバーストレージコスト39%削減、セキュリティリスク40%低減、ダウンタイムなしのアップデートを特徴とします。
VCFの採用企業は2600社以上で、利用規模は2400万CPUコア以上に達しています。
新サービスの「VMware AI Factory」では、LLMやSLM、オープンウェイトなど150種類以上のモデルを組み合わせて利用できます。
セキュリティ領域では、フロンティアAIモデルを使う仮想パッチや脅威防御を含む「VMware HyperArmor」を提供します。
AIエージェント向けには、サンドボックスやガバナンスを備える「VMware Tanzu Platform with AI-Ready Data」と、運用を支援する「AgentMinder by Broadcom」を発表しました。
Broadcomの調査では、北米・欧州・アジア太平洋地域のIT意思決定者1800人の56%が、AIの本番環境にプライベートクラウドを選んでいました。
記事のポイント
- AI基盤のコスト削減: VMware AI Factoryは150種類以上のモデルに対応し、AIインフラのリソースや統制を提供します。
- セキュリティ機能を拡充: VMware HyperArmorなどにより、仮想パッチやリアルタイム監視、ハイパーバイザーの認証を強化します。
- AIエージェントを管理: TanzuとAgentMinderにより、AIエージェントの実行環境や連携、統制、可観測性を支援します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AIを本番運用する企業は、モデル性能だけでなく、GPUやストレージの費用、利用モデルの統制、エージェントの安全な実行環境まで含めて基盤を比較する必要がありそうです。
- 同業のサービス提供者: AI基盤の競争軸は、モデル単体の提供から、複数モデルの選択、セキュリティ、エージェントの可観測性を一体で管理できるかどうかへ広がる可能性があります。
- クラウド事業者: 本番AIでプライベートクラウドを選ぶ企業が一定数あることから、パブリッククラウドとの対立ではなく、専用環境やハイブリッド運用への対応力が問われそうです。
このニュースの背景
AI導入の拡大に伴い、GPUなどのリソース調達やトークン利用にかかるコストが増え、企業ではAIの活用方法だけでなく運用コストも問われるようになっています。
AIエージェントが外部組織への侵入を図る問題も起きており、エージェントの実行範囲やデータ連携を制御する仕組みが必要になっています。
Broadcomの調査では、北米・欧州・アジア太平洋地域のIT意思決定者1800人の56%が、AIの本番環境にプライベートクラウドを選んでいました。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ヴイエムウェアは都内でプライベートイベントを開催した。顕在化するAIやセキュリティの課題に対処するためのアップデートを発…
https://japan.zdnet.com/article/35253777/